08 艶麗ミュージアム
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「意外と初心なんですねえ。仕草がとても可愛らしい」
「誰だってあんなキスされたら、顔向けなんてできないじゃない・・・ああもう私お嫁にいけないわ」
「何を言っているんです?あなたは私の一生のパートナーでしょう」
そういうと、彼女は再び顔を薔薇のように赤く染め上げ、また声にならない声を上げて僕の前からまた逃げようとした。
二度とそうはさせまいと後ろから抱きしめる。僕から逃げられるなどありえないのだから。
「ちょっと今日スキンシップ多くないですか、寮長」
「おや、あなたにも寮長と呼んでいただける日が来るとは」
「だって、ほかにも人が・・・んんっ」
鮫の女王とは思えない小さく華奢な体を後ろから抱きしめ、頬を掬って口付けをかわす。
彼らの近づく足音と、楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
柱に囲まれ死角となった廊下で、吐息を交え、彼女の唇を貪り、息をひそめる。
なんなら、このままこの興奮が冷めやらぬまま、彼女と馬鍬ってしまいたい。
通り過ぎる一同を待っていると、柱と柱の隙間から、ジェイドと目が合った。さも面白そうではあったが、気づかないふりをした彼は、ハーツラビュルの一同を率いて他の部屋へと誘った。
「あれは、借りということですかねえ・・・ジェイド」
「なに?アズール・・・」
「いえ、こちらの話です。ふふ、外は興奮してしまいますね」
リンの上着のボタンに手をかける。白く絹のようななめらかな首元があらわになって、真っ赤に染め上げたい気持ちに駆られた。
僕の髪の毛が彼女の首にあたってくすぐったそうに身をよじるリンを片腕で抑えつけ、多少無理やりではあるが首に噛み付いた。
リンの小さな喘ぎ声と、微かな吐息と、赤く染めあがる自分のつけた所有の証に理性が抑えられなくなりそうだ。
「はやく、写真、返して、」
「ええ、そうですね・・・早くこれを返して、僕の部屋で、あなたを沢山味わうことにしましょうか」
今後のことはしばらく考えずに、脳内で彼女を満たして
どろどろの愛情で、彼女を愛して抜け出せないようにしてしまいましょう
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