04 絶望シンフォニア
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期末テストの結果は40位という可もなく不可もない順位で締めくくったが、今回は満点が続出したらしい。
平均点も全学年総じて高かったらしく、非常に不思議だと先生たちは首をかしげていた。
別に簡単なテストでもなかったようなと思いながら私も首をかしげながら、期末テストが終わってから頭にイソギンチャクを生やした髪をした生徒がやけに増えたなあとぼんやり思った。
新手の流行りにしてはダサいような気もするが、少し私も気になるので後でアズールに聞いてみようと思う。
魔法史の授業が終わった後、ハーツラビュラル寮の1年生とオンボロ寮の魔法が使えない寮生、そして狸ちゃんが私を呼び止めようとしてきたのだが、
それを遮るようにオクタヴィネルの寮生が私の腕を引っ張ってきたのでまともにしゃべれなかった。
何かを訴えかけるような目をしていたので、相談であれば乗ってあげたい気持ちもあったのだが、オクタヴィネルの1年生達は「あのイソギンチャク頭と喋ったら性格が悪くなってしまうので近づかないように」と言われてしまった。
個人的にはアズール以上に性格が曲がっているのは片手で数える程しかいないと思うのだが。