動物好きな彼
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あの日以来、ニュートが声をかけてきたり、側にいるようになった。
もうすぐ春休みというある休日。私はニュートとホグワーツの廊下を歩いていた。
「カホ!」
今も私の名前を呼んで、手を繋いでくる。
以前より接触が増えたとはいえ、恥ずかしいのは変わらない。
時々だけど、授業中一緒のグループになったり、ご飯を食べに行ったりすることが増えた。まぁ、ニュートの態度が変わったこともあり、私達が付き合ってるのは周知の事実となった。
アリー達には「なんで言ってくれなかったの?水くさいじゃない。」と言われてしまった。恥ずかしかったと言うと、「カホって恥ずかしがり屋だもんね。」と返ってきた。…事実だけどさぁ。
あのレイブンクローの男の子には「なんとなく、そんな気がしてた。」と言われた。特に拗ねるでもなく、友達でいてくれるらしい。まじでいい子だ。
先輩達にも「やっとくっついたんだね~!」って言われるし、あれ?そんな分かりやすかった?
よくよく考えてみると、私。友達や先輩に恵まれてない?
でも、時々「スキャマンダー?…大丈夫なの?」と言われることがある。ニュートは、動物のことになると周りが見えてない時もあるから、挙動不審だと言われて周りから浮いている。…まぁ、理由知らなかったら挙動不審だわ。私だって、時々ビビるもん。危ないことしなきゃ何もいわないけどさ。
でも、あの子絶対やってるんだよね。時々怪我してるもん。私に気づかれないようにか、そういうときは触ってこない。…丸分かりだよ。でも、そういう時は触れるんだよなぁ。しかも、マクゴナガル先生がくれた薬が役立つし。なんなんだよ、もう!
「どうしたの?カホ。」
「ううん、何でもないよ?…どこ行くの?」
「まだ、秘密。あのね、いいところ見つけたんだ!」
いいところ?何かあったのかな?
ニュートに引っ張られて付いていくと、とある物置の前にきた。
「ねぇ、ニュート。ここ?」
「そうだよ!来て来て!」
扉を開いて、笑顔で腕を引っ張る。…年相応な感じでかわいいなぁ。
物置に足を踏み入れる。物置といっても、箒や備品が少し置いてあるだけで、あまり使われている様には見えなかった。階段があって天井が高い。一階に階段、二階はロフト的な感じだと思う。二階に物が置いてある。
「ニュート、ここって…。」
「いいから、こっち!」
そう言われ階段を上がる。
「あ…。」
二階に上がると、大きな窓が一つあった。窓からは森と湖が見える。まぁ、汚れてるけど。
「わぁ!キレイ。」
へー、ここって結構高台なんだ。魔法がかかっているからか、階段を上がっても一階の景色だったり、一階だと思っていても三、四階の景色だったりと不思議なことがある。…ここも一階だったよな…。
「でしょ?人もこないし、気に入ってるんだ。」
「もしかして、部屋にいない時とかここにいたの?」
「う、うん。」
そっか、ここはニュートの秘密基地なんだ。
「私に教えて良かったの?」
「え?なんで?カホならいいよ?」
ふーん。…なんか、照れる。
「そっかぁ。」
特に何をするわけでもなく、しばらくそこで過ごしてた。
ーーーー
「ねぇ、カホは春休み帰るの?」
「え?帰らないよ。…ニュートは?」
あー、もうすぐ春休みだね。またみんな帰っちゃうのかな?…寂しくなるなぁ。
「そうなんだ。…じゃあ、僕も帰らない!」
「え?いいの?」
いいのかよ!ヒッポグリフとかに会えないよ?
「うん!夏休みもあるし、その時帰ればいいから。カホと一緒に残るよ。」
そう言ってニコッと笑った。
「ホントに?嬉しい!ありがとう、ニュート!」
やったー!嬉しさのあまりニュートに抱きついた。ありがとう!
「ううん。そしたら、カホ寂しくないよね?」
ぎゅっと抱きしめられ、そう言われた。
冬休み前のこと覚えてたんだ。恥ずかしいけど、嬉しいな。
「うん。ありがとう!…あ。」
そうだ。ニュートに抱きついてたんだ。急に恥ずかしくなって、身体を離そうとしたらぎゅってされた。
「ちょっ!ニュート!!」
驚いてニュートの腕を掴む。顔をあげると、いたずらっ子のような顔をしたニュートがいた。
「まだ、ダーメ。」
「ちょっ!」
「もうちょっとだけ…。」
「~…。」
嬉しいけど!もう、ドキドキし過ぎて苦しい。死にそう。何を言っても聞いてくれそうになくて、諦めてニュートの肩に頭を埋めた。
「ふふ、いい子。」
そう言われ頭を撫でられる。
…何がいい子よ!こっちはそれどころじゃないっての!
でも、まぁいいか。…たまには。
そう思って、ニュートにくっついていた。
ニュート。好きだよ。ずっと一緒にいようね?
もうすぐ春休みというある休日。私はニュートとホグワーツの廊下を歩いていた。
「カホ!」
今も私の名前を呼んで、手を繋いでくる。
以前より接触が増えたとはいえ、恥ずかしいのは変わらない。
時々だけど、授業中一緒のグループになったり、ご飯を食べに行ったりすることが増えた。まぁ、ニュートの態度が変わったこともあり、私達が付き合ってるのは周知の事実となった。
アリー達には「なんで言ってくれなかったの?水くさいじゃない。」と言われてしまった。恥ずかしかったと言うと、「カホって恥ずかしがり屋だもんね。」と返ってきた。…事実だけどさぁ。
あのレイブンクローの男の子には「なんとなく、そんな気がしてた。」と言われた。特に拗ねるでもなく、友達でいてくれるらしい。まじでいい子だ。
先輩達にも「やっとくっついたんだね~!」って言われるし、あれ?そんな分かりやすかった?
よくよく考えてみると、私。友達や先輩に恵まれてない?
でも、時々「スキャマンダー?…大丈夫なの?」と言われることがある。ニュートは、動物のことになると周りが見えてない時もあるから、挙動不審だと言われて周りから浮いている。…まぁ、理由知らなかったら挙動不審だわ。私だって、時々ビビるもん。危ないことしなきゃ何もいわないけどさ。
でも、あの子絶対やってるんだよね。時々怪我してるもん。私に気づかれないようにか、そういうときは触ってこない。…丸分かりだよ。でも、そういう時は触れるんだよなぁ。しかも、マクゴナガル先生がくれた薬が役立つし。なんなんだよ、もう!
「どうしたの?カホ。」
「ううん、何でもないよ?…どこ行くの?」
「まだ、秘密。あのね、いいところ見つけたんだ!」
いいところ?何かあったのかな?
ニュートに引っ張られて付いていくと、とある物置の前にきた。
「ねぇ、ニュート。ここ?」
「そうだよ!来て来て!」
扉を開いて、笑顔で腕を引っ張る。…年相応な感じでかわいいなぁ。
物置に足を踏み入れる。物置といっても、箒や備品が少し置いてあるだけで、あまり使われている様には見えなかった。階段があって天井が高い。一階に階段、二階はロフト的な感じだと思う。二階に物が置いてある。
「ニュート、ここって…。」
「いいから、こっち!」
そう言われ階段を上がる。
「あ…。」
二階に上がると、大きな窓が一つあった。窓からは森と湖が見える。まぁ、汚れてるけど。
「わぁ!キレイ。」
へー、ここって結構高台なんだ。魔法がかかっているからか、階段を上がっても一階の景色だったり、一階だと思っていても三、四階の景色だったりと不思議なことがある。…ここも一階だったよな…。
「でしょ?人もこないし、気に入ってるんだ。」
「もしかして、部屋にいない時とかここにいたの?」
「う、うん。」
そっか、ここはニュートの秘密基地なんだ。
「私に教えて良かったの?」
「え?なんで?カホならいいよ?」
ふーん。…なんか、照れる。
「そっかぁ。」
特に何をするわけでもなく、しばらくそこで過ごしてた。
ーーーー
「ねぇ、カホは春休み帰るの?」
「え?帰らないよ。…ニュートは?」
あー、もうすぐ春休みだね。またみんな帰っちゃうのかな?…寂しくなるなぁ。
「そうなんだ。…じゃあ、僕も帰らない!」
「え?いいの?」
いいのかよ!ヒッポグリフとかに会えないよ?
「うん!夏休みもあるし、その時帰ればいいから。カホと一緒に残るよ。」
そう言ってニコッと笑った。
「ホントに?嬉しい!ありがとう、ニュート!」
やったー!嬉しさのあまりニュートに抱きついた。ありがとう!
「ううん。そしたら、カホ寂しくないよね?」
ぎゅっと抱きしめられ、そう言われた。
冬休み前のこと覚えてたんだ。恥ずかしいけど、嬉しいな。
「うん。ありがとう!…あ。」
そうだ。ニュートに抱きついてたんだ。急に恥ずかしくなって、身体を離そうとしたらぎゅってされた。
「ちょっ!ニュート!!」
驚いてニュートの腕を掴む。顔をあげると、いたずらっ子のような顔をしたニュートがいた。
「まだ、ダーメ。」
「ちょっ!」
「もうちょっとだけ…。」
「~…。」
嬉しいけど!もう、ドキドキし過ぎて苦しい。死にそう。何を言っても聞いてくれそうになくて、諦めてニュートの肩に頭を埋めた。
「ふふ、いい子。」
そう言われ頭を撫でられる。
…何がいい子よ!こっちはそれどころじゃないっての!
でも、まぁいいか。…たまには。
そう思って、ニュートにくっついていた。
ニュート。好きだよ。ずっと一緒にいようね?