動物好きな彼
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廊下の曲がり角から出て、目の前を歩いていたブカブカのローブを着た集団に紛れ込んだ。
きゃっきゃっと楽しそうな甲高い声が聞こえてくる。よく考えてみれば、この子達11歳なんだよね。小5ぐらい?若いわー。
とりあえず誰か、観たことがある人がいないか探したが居なかった。ダメ元だったけど。
そもそも容姿全然違うとか?そしたら絶望じゃね?でもまぁ、子・親世代ではないか。ダンブルドア若いしな。
あとは…トム・リドル?幼少期(?)と青年時代しか知らねーわ。あんま出てこなかったし、そもそもあんま覚えてない。ヴォルデモート印象強すぎて!
にしても、ほんっといろんな子がいるわー。すごい髪型きまってる。きっと貴族だなー。うわー、すごいプライド高そ~。…案外わかりやすいな。人間観察楽しい!
このまま真っ直ぐ行けば大広間にたどり着く。
にしても、マクゴナガル先生間に合ったのかな?結構ギリギリだったはず。
集団の後ろに少し遅れて歩いている子も何人かいた。びくびくしながら、歩いてる。なんか歩き方が変だが、可愛いな。
人間観察しながら歩いていると、集団が止まった。大広間に着いたんだろう。先輩達がいるだの列になれだのいっている声が聞こえた。
いろいろ見たいので、集団の後ろの方へ下がった。
列が進み始めた。在校生に拍手で迎えられる。結構圧巻。こんなにいるんだー。1000人ぐらいだっけ?全校生徒。…なんか、すごく視線を感じる。いやー!
それに耐えられなくて、天井を見上げると空が広がっていた。蝋燭浮いてるし。スゴーイ!まじで本物みたい!雲も動いている。リアルだー!
天井に気をとられてると、ローブに引っかかってこけかけた。先輩たちに笑われた。くそぅ。こんな時に限って!いつも間が悪いんだよな。トホホ…
そして、隣にいる子に心配そうな目を向けられた。大丈夫だよと言う意味も含めて微笑んだら、目を逸らされた。ちょっとショック。今の子はわからん。
教授達が座る長テーブルの前まで行くと椅子が1脚置いてあった。その上に他の先生が帽子を置いた。あれが組分け帽子か。この時代でもボロなんだな。
これから組分けを始めると言われた。
すると、さっきまで話していた声がやんだ。みんな緊張した顔をしてる。そりゃ、これで人生決まる人もいるんだから、当たり前か。
名前が呼ばれていく。早い人もいれば、2、3分かかる人もいる。早く来ないかなー?
もし…入るなら、ハッフルパフがいいなー!
…いや腹黒いって言われるからスリザリンかもしれない。でも、スリザリンって純血主義なんでしょ?私マグルだよ?…半純血って言っとくか、とりあえず。その方が安全だ。見た目はハッフルパフなんだけどなー。ぽわぽわしてるって言われるけど…これでもいろいろ考えてるんだよ!
まぁ、嫌なら組分け帽子脅せって言われたっけ?友人に。…最悪そうするわ。虐められたくないし。
「マクゴナガル・カホ!」
きた!足を踏み出すと震えてた。…怖い。
大丈夫、大丈夫!怖いことは起こらない。帽子を被るだけ。
段を上り、椅子に座る。帽子を被せられた。
辺りが真っ暗になった。…あんま臭いしない。
「よろしくお願いします。」
ポツリと呟いた。
すると頭のなかに声が聞こえた。わあ!こうなんのか。
「ふーむ、珍しい!日本人か。」
組分け帽子がうねうね動いている感じがする。おおう…。
「君はこの世界の住人ではないね。何かの目的を果たすためにここにきた。だが、目立った能力があるわけでも、自ら困難に立ち向かうような性格でもない。出来るだけ平穏に生きていきたい。」
ムカ…案に凡人だということかい。どうせびびりですよ!出来るだけ面倒ごとに巻き込まれたくないし、穏やかに過ごしていたいですよ!…でも、別の世界から来たってわかるんだ。
「しかし、意志が強い。人のためなら努力も厭わない。思いやりもある。意識しなくてもいつも君の周りには君を助けてくれる人達が集まってくる。その反面、計算高く打算的な面も存在する。目的のためなら人を裏切ることも厭わない。残酷な選択もする。それは君自身を守ることにも目的を達成することにもつながる。…スリザリンでも君を助けてくれる友人は出来よう。さて、スリザリンかハッフルパフか。どちらにせよ君はやっていけるだろう。」
やっぱりその二択か。予想はしてたけど。…どっちにしよう…こういう時、優柔不断な性格を呪うわ。
「君は、人と人とを繋げる。それは、とても貴重な能力だ。…自分を信じて、大切なものを守るためにその力を使いなさい。君なら大丈夫。自分の思った通りに生きていきなさい。君は一人じゃない。…では。」
…自分の思った通りに。なら。
「ハッフルパフ!」
とあるテーブルから歓声が上がった。
「ありがとう。」
そう言うと、椅子から降りて、歓声の上がったテーブルに向かった。
人と人とを繋げる…か。
…そういえば、杖を選んだ時にも似たようなこと言われたな。
まぁ、とりあえず好きに生きてみるよ。
テーブルに着くと先輩たちに笑顔で迎えられた。先輩の間に新入生もいた。
「これからよろしくね!」
「君、中国人?」
次々声をかけられ、答えているうちに他のテーブルで歓声が上がった。私の次の男の子はグリフィンドールだったらしい。
少しして赤茶色の髪の男の子がハッフルパフに組分けされた。先輩達と一緒に歓声をあげた。
先輩たちはその子にも声をかけるが、かなりの人見知りらしく、目をキョロキョロさせて、頷くのに精一杯のようだ。よく見たら、広間に入る前に見た歩き方が変な男の子だった。
すぐに他の子の名前が呼ばれ周りは静かになった。その男の子は私の隣に座った。
全員が組分けされ、教授紹介や注意事項が話終わると豪華な食事が現れた。魔法ってすごい!湯気がたっていてとても美味しそうだ。どれを食べようか迷っていると、隣に座っていた先輩がいろいろよそってくれた。ありがとうございます!
先輩とのお喋りもそこそこに、辺りを見回す。他の寮よりも新入生の数が多い気がする。他が30人程なのに対し、ハッフルパフは40人近くいる。ヘルガ・ハッフルパフはどんな人でも受け入れるって、本当だったんだ。
周りが先輩だらけで各々先輩同士で喋ってたので、せっかく同じ寮になったんだしと隣の男の子に声をかける。
んー、なんて話しかけよう?女の子じゃないからな。なに話したらいいんだ?
「ねぇ、それ美味しい?」
…結局、それしか思いつかなかった。もうコミュ障やだ。
男の子は、パイっぽいものを食べていた。
「…!えと…普通。」
そうか、普通か。なんかすごい狼狽えてる。申し訳ないことしたな。そういえばこの子コミュ障ぽかったわ。
私が何も言わないから余計焦ったのか、パイを落としそうになっている。
「そっか、普通かー。」
「…うん。」
…。話続かねぇ。
「これから同じ寮の同級生としてよろしくね!私はカホ・マクゴナガル。」
とりあえず、自己紹介。ついでに手を出してみる。
「…ニュート・スキャマンダー。…よろしく。」
びくびくしながら握手してくれた。私そんなに怖い?
って、ニュート・スキャマンダー!?あの、!?つーか、ファンタスティック・ビーストかよ!マジかー…あれ、実は観たことないんだよね。容姿と動物好きなことしか知らない。
口に手を当てて、隣の男の子もといニュート・スキャマンダーを見つめる。この子が…。
あ、目青い。さっきまで、髪の毛で隠れていて見えなかったが。
「目綺麗ー」
「~!」
ぼとっ
とうとうパイを落とした。
って…!やらかしたー!
「えっあ!ご、ごめんね。」
恥ずかしいよー。消えたい…。
ニュート・スキャマンダーはぶんぶん頭を振っていた。
なんとなく気まずい雰囲気が流れた。
すると、目の前の料理がデザートに切り替わった。これ幸いとデザートを食べ始める。
かなり甘いな。あ、失敗した。林檎から食べれば良かった。…林檎甘くない。
かなりお腹いっぱいになった。
すると、校長が号令をかけた。今から寮に戻るらしい。
先輩達に連れられ、寮に向かった。
きゃっきゃっと楽しそうな甲高い声が聞こえてくる。よく考えてみれば、この子達11歳なんだよね。小5ぐらい?若いわー。
とりあえず誰か、観たことがある人がいないか探したが居なかった。ダメ元だったけど。
そもそも容姿全然違うとか?そしたら絶望じゃね?でもまぁ、子・親世代ではないか。ダンブルドア若いしな。
あとは…トム・リドル?幼少期(?)と青年時代しか知らねーわ。あんま出てこなかったし、そもそもあんま覚えてない。ヴォルデモート印象強すぎて!
にしても、ほんっといろんな子がいるわー。すごい髪型きまってる。きっと貴族だなー。うわー、すごいプライド高そ~。…案外わかりやすいな。人間観察楽しい!
このまま真っ直ぐ行けば大広間にたどり着く。
にしても、マクゴナガル先生間に合ったのかな?結構ギリギリだったはず。
集団の後ろに少し遅れて歩いている子も何人かいた。びくびくしながら、歩いてる。なんか歩き方が変だが、可愛いな。
人間観察しながら歩いていると、集団が止まった。大広間に着いたんだろう。先輩達がいるだの列になれだのいっている声が聞こえた。
いろいろ見たいので、集団の後ろの方へ下がった。
列が進み始めた。在校生に拍手で迎えられる。結構圧巻。こんなにいるんだー。1000人ぐらいだっけ?全校生徒。…なんか、すごく視線を感じる。いやー!
それに耐えられなくて、天井を見上げると空が広がっていた。蝋燭浮いてるし。スゴーイ!まじで本物みたい!雲も動いている。リアルだー!
天井に気をとられてると、ローブに引っかかってこけかけた。先輩たちに笑われた。くそぅ。こんな時に限って!いつも間が悪いんだよな。トホホ…
そして、隣にいる子に心配そうな目を向けられた。大丈夫だよと言う意味も含めて微笑んだら、目を逸らされた。ちょっとショック。今の子はわからん。
教授達が座る長テーブルの前まで行くと椅子が1脚置いてあった。その上に他の先生が帽子を置いた。あれが組分け帽子か。この時代でもボロなんだな。
これから組分けを始めると言われた。
すると、さっきまで話していた声がやんだ。みんな緊張した顔をしてる。そりゃ、これで人生決まる人もいるんだから、当たり前か。
名前が呼ばれていく。早い人もいれば、2、3分かかる人もいる。早く来ないかなー?
もし…入るなら、ハッフルパフがいいなー!
…いや腹黒いって言われるからスリザリンかもしれない。でも、スリザリンって純血主義なんでしょ?私マグルだよ?…半純血って言っとくか、とりあえず。その方が安全だ。見た目はハッフルパフなんだけどなー。ぽわぽわしてるって言われるけど…これでもいろいろ考えてるんだよ!
まぁ、嫌なら組分け帽子脅せって言われたっけ?友人に。…最悪そうするわ。虐められたくないし。
「マクゴナガル・カホ!」
きた!足を踏み出すと震えてた。…怖い。
大丈夫、大丈夫!怖いことは起こらない。帽子を被るだけ。
段を上り、椅子に座る。帽子を被せられた。
辺りが真っ暗になった。…あんま臭いしない。
「よろしくお願いします。」
ポツリと呟いた。
すると頭のなかに声が聞こえた。わあ!こうなんのか。
「ふーむ、珍しい!日本人か。」
組分け帽子がうねうね動いている感じがする。おおう…。
「君はこの世界の住人ではないね。何かの目的を果たすためにここにきた。だが、目立った能力があるわけでも、自ら困難に立ち向かうような性格でもない。出来るだけ平穏に生きていきたい。」
ムカ…案に凡人だということかい。どうせびびりですよ!出来るだけ面倒ごとに巻き込まれたくないし、穏やかに過ごしていたいですよ!…でも、別の世界から来たってわかるんだ。
「しかし、意志が強い。人のためなら努力も厭わない。思いやりもある。意識しなくてもいつも君の周りには君を助けてくれる人達が集まってくる。その反面、計算高く打算的な面も存在する。目的のためなら人を裏切ることも厭わない。残酷な選択もする。それは君自身を守ることにも目的を達成することにもつながる。…スリザリンでも君を助けてくれる友人は出来よう。さて、スリザリンかハッフルパフか。どちらにせよ君はやっていけるだろう。」
やっぱりその二択か。予想はしてたけど。…どっちにしよう…こういう時、優柔不断な性格を呪うわ。
「君は、人と人とを繋げる。それは、とても貴重な能力だ。…自分を信じて、大切なものを守るためにその力を使いなさい。君なら大丈夫。自分の思った通りに生きていきなさい。君は一人じゃない。…では。」
…自分の思った通りに。なら。
「ハッフルパフ!」
とあるテーブルから歓声が上がった。
「ありがとう。」
そう言うと、椅子から降りて、歓声の上がったテーブルに向かった。
人と人とを繋げる…か。
…そういえば、杖を選んだ時にも似たようなこと言われたな。
まぁ、とりあえず好きに生きてみるよ。
テーブルに着くと先輩たちに笑顔で迎えられた。先輩の間に新入生もいた。
「これからよろしくね!」
「君、中国人?」
次々声をかけられ、答えているうちに他のテーブルで歓声が上がった。私の次の男の子はグリフィンドールだったらしい。
少しして赤茶色の髪の男の子がハッフルパフに組分けされた。先輩達と一緒に歓声をあげた。
先輩たちはその子にも声をかけるが、かなりの人見知りらしく、目をキョロキョロさせて、頷くのに精一杯のようだ。よく見たら、広間に入る前に見た歩き方が変な男の子だった。
すぐに他の子の名前が呼ばれ周りは静かになった。その男の子は私の隣に座った。
全員が組分けされ、教授紹介や注意事項が話終わると豪華な食事が現れた。魔法ってすごい!湯気がたっていてとても美味しそうだ。どれを食べようか迷っていると、隣に座っていた先輩がいろいろよそってくれた。ありがとうございます!
先輩とのお喋りもそこそこに、辺りを見回す。他の寮よりも新入生の数が多い気がする。他が30人程なのに対し、ハッフルパフは40人近くいる。ヘルガ・ハッフルパフはどんな人でも受け入れるって、本当だったんだ。
周りが先輩だらけで各々先輩同士で喋ってたので、せっかく同じ寮になったんだしと隣の男の子に声をかける。
んー、なんて話しかけよう?女の子じゃないからな。なに話したらいいんだ?
「ねぇ、それ美味しい?」
…結局、それしか思いつかなかった。もうコミュ障やだ。
男の子は、パイっぽいものを食べていた。
「…!えと…普通。」
そうか、普通か。なんかすごい狼狽えてる。申し訳ないことしたな。そういえばこの子コミュ障ぽかったわ。
私が何も言わないから余計焦ったのか、パイを落としそうになっている。
「そっか、普通かー。」
「…うん。」
…。話続かねぇ。
「これから同じ寮の同級生としてよろしくね!私はカホ・マクゴナガル。」
とりあえず、自己紹介。ついでに手を出してみる。
「…ニュート・スキャマンダー。…よろしく。」
びくびくしながら握手してくれた。私そんなに怖い?
って、ニュート・スキャマンダー!?あの、!?つーか、ファンタスティック・ビーストかよ!マジかー…あれ、実は観たことないんだよね。容姿と動物好きなことしか知らない。
口に手を当てて、隣の男の子もといニュート・スキャマンダーを見つめる。この子が…。
あ、目青い。さっきまで、髪の毛で隠れていて見えなかったが。
「目綺麗ー」
「~!」
ぼとっ
とうとうパイを落とした。
って…!やらかしたー!
「えっあ!ご、ごめんね。」
恥ずかしいよー。消えたい…。
ニュート・スキャマンダーはぶんぶん頭を振っていた。
なんとなく気まずい雰囲気が流れた。
すると、目の前の料理がデザートに切り替わった。これ幸いとデザートを食べ始める。
かなり甘いな。あ、失敗した。林檎から食べれば良かった。…林檎甘くない。
かなりお腹いっぱいになった。
すると、校長が号令をかけた。今から寮に戻るらしい。
先輩達に連れられ、寮に向かった。