翌日、退院した後、透さんはポアロで仕事だったため、仕事が終わるまで、毛利さんの探偵事務所で待たせてもらうことになった。

｢毛利先生、すみませんが名前をよろしくお願いします。｣

｢おぉ！構わんよ。名前ちゃんゆっくりしてってくれ。｣
『ありがとうございます。よろしくお願いします。』

蘭ちゃんが飲み物を出してくれ、話しながらテレビを見ていると、見たことのある遊園地が。

『私ここ知ってる…。』
｢トロピカルランド知ってるの？｣
コナンくんが聞くと、蘭ちゃんが何かを思い出して、
｢そうですよ！名前さん、安室さんと2人で行ったんですよ！名前さん嬉しそうに私達に話してくれたんですよ。｣

『そうなんだ…。蘭ちゃん、私ここに行ってみたい。何か思い出せるかもしれないし。』

｢先生に聞いてみて、大丈夫だったら行ってみましょうよ！｣

『うん。ありがとう。あと、このことは透さんには内緒にしてほしいの。』

私がそういうとコナンくんが
｢どうして？｣

『この前、線路に落とされた時、透さんに助けてもらって、もうこれ以上危険な目に合わせたくないの。』

すると、毛利さんが
｢そうか、名前ちゃんらしいな。分かった！安室には内緒にして行ってみよう。俺と高木が一緒に行けば大丈夫だろ。とりあえず、風戸先生に聞いてみよう。｣
そう言って、風戸先生に確認を取ってくれ、先生からOKが出たため、明日、トロピカルランドに行くことになった。

『毛利さん、ありがとうございます。』

その後は透さんの仕事が終わるまで蘭ちゃんや少年探偵団のみんなとお話をしながら待っていた。

そして、仕事を終え、透さんが迎えに来た。

｢毛利先生、今日はありがとうございました。すみませんが、明日も名前のことよろしくお願いします。｣

｢構わねぇよ。明日もだな。明日だが、蘭が名前ちゃんと出かけたいって言ってたから、俺と高木がついて出かけてくる。お前の仕事が終わるまでには帰ってくるつもりだ。間に合わなければ、連絡する。｣

｢わかりました。よろしくお願いします。では、失礼します。｣

『毛利さん、今日はありがとうございました。明日もよろしくお願いします。』

私は毛利さんに一礼し、透さんと帰宅した。