～翌日～

テントを片付け、キャンプ場を後にし、ツインタワービルを目指す。

今日は後部座席に少年探偵団の3人を乗せた。
3人共、ツインタワービルを見るのが楽しみなようですごくはしゃいでいた。

しばらく走り、ツインタワービルに到着。

｢すっげー！｣
｢てっぺんが見えませんよー。｣
｢雲の上までのびてるみたーい！｣
少年探偵団の3人はすごくはしゃいでいた。

すると、一台のタクシーが私達の目の前に止まり、降りてきたのは蘭ちゃん、園子ちゃん、毛利さんだった。

｢蘭姉ちゃん！｣
コナンくんが声をかけると気づいた蘭ちゃんが
｢コナンくん達じゃない！どうしてここに？｣
｢キャンプの帰りによったんだよ。おじさん達は？｣

｢このビルのオーナーの常磐美緒くんは俺の大学のゼミの後輩でな。来週のオープンを前に特別に招待してくれたんだ。｣
｢へぇー知らなかったー。｣
｢でしょー。お父さんったら、私にも黙ってたのよー！様子がおかしいと思って、問いただしたら白状したのよ！｣
蘭ちゃんは毛利さんをジト目で見る。

｢そっかー、蘭姉ちゃん達はおじさんの行動を監視するために来たんだね！｣
｢常磐美緒さんと言ったら、常磐財閥のご令嬢で独身だからね。両親が別居中の蘭としては気になるのよね。｣
園子ちゃんがそう話していると

｢あのー、毛利小五郎さんですか？｣
｢えぇ。｣
｢私、常磐社長の秘書をしております、沢口ちなみと言います。社長はただいま接客中でして、代わりに私が中を案内致します。｣

私達は沢口ちなみさんについて中に入って行った。

『さすが常磐財閥。内部もすごいですね。』
｢あぁ、すごいな。｣

少年探偵団のみんなも楽しそうだった。

上の階に着くと専務でプログラマーの原佳明さんという方がいた。原さんはゲームの制作もしているらしい。

子供達はたくさんのゲームに興味津々だった。
光彦くんがある機械に興味を示す。
｢これはなんですか？｣
｢これは10年後の顔を予測してくれる機械だよ！｣
みんな興味津々だった。
早速、歩美ちゃんと阿笠博士が試してみる。
毛利さんは
｢10年後の自分の顔なんか見たかねーよ。｣
と興味なさげだった。

『(零さんの10年後の顔…気になるー！)』
｢名前、僕の10年後の顔が気になるのかい。｣

『(バレてる…。)はい。気になります！』

歩美ちゃんのを見せてもらうと、美人ですごく可愛かった！
『歩美ちゃん可愛い♡』

次に光彦くんと元太くん、その次に蘭ちゃん、園子ちゃんがした。
蘭ちゃんは妃先生に似て、すごく綺麗だった。

｢安室さんと名前さんもやりましょうよ！｣
蘭ちゃんや少年探偵団のみんなから促され、私達もすることに。

『透さん、やってみます？』
｢いいですよ。｣

私達は椅子に座る。