天国へのカウントダウン
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「名前さん!肩車して!」
コナンくんに言われ、肩車をし、コナンくんは上の扉を開け、エレベーターの上に上がる。
私も少しコナンくんの手を借り上に上がり、他の人達に手を貸し、上に上げる。
コナンくんが扉を開けようとしていたので
『コナンくん!代わって!』
代わって私が力を入れ扉を開ける。
「名前さん、スゴい!」
園子ちゃんが言った。
「ここ何階かしら…。」
「45階だよ!」
『連絡橋のある階だね!』
話をしていると、一緒に乗っていた女性が
「っあ!煙が…。」
防火扉の隙間から煙が漏れてきた。
「急いで連絡橋で隣のビルに行こう!」
そう言って、私達は走り出す。
私は一番後ろからついて走り、連絡橋をわたろうとすると、スゴい音がして上を向くと60階の連絡橋が落下してきた。
『蘭ちゃん!早くB塔の方に走って!コナンくん!こっちに!』
すぐ前にいたコナンくんが巻き込まれそうだったから、私はコナンくんを自分の方に引っ張った。
連絡橋は完全に落ちてしまった。
B塔に逃げた蘭ちゃんが
「名前さーん!大丈夫ですかー?」
『蘭ちゃーん!大丈夫よー!』
と私は手を振る。
『どうしよっか…。』
「やばい…。退路を絶たれた。」
コナンくんがそう言ったので左右を見てみるとどちらからも煙が。
『嘘でしょ…。』
私は少し考え、消火栓に目をやる。
『(上手くいくか分からないけどやるしかない!)』
その頃、地上では蘭ちゃん達が下に降り
「目暮警部!45階のA塔の連絡橋のところにコナンくんと名前さんが取り残されてしまって…。」
「何!?」
「(名前…。)」
零さんは連絡橋を見つめる。
白鳥警部は望遠鏡を使い、連絡橋の付近を見ていた。
「名前さん…まさか…!」
『映画みたいに上手くいくかわからないけど、今はこの方法しかないから。火もだいぶ迫ってきたし。』
私は柱にホースを縛り付け自分の身体とコナンくんの身体に巻き付けしっかり縛った。
『しっかり捕まっててね!新一くん!』
「名前さん怖くないの?」
『怖いけど、透さんより先に死んだらまた透さんが苦しむことになる。それは嫌だから、絶対死ねない。新一くんだって、蘭ちゃんのためにも死ねないでしょ?想いも伝えてないんだし。だから、私がやらないと。』
そう言って、私は崩れた連絡橋の端に立つ。
下から見ていた白鳥警部が
「安室さん!名前さんです!」
と言って、指を指す。
零さんは白鳥警部から望遠鏡を借り上を見る。
「(名前…もしかして、あそこから飛び降り、火災の起こってない階の窓を蹴破るつもりか…!)」
そんなことを零さんが思っている間に私は飛び降り、窓を蹴破ろうと蹴りを入れるが、ヒビしか入らなかった。
上を見ると、ホースに火がついていた。
『(チャンスはあと1回か…。集中しろ…。)』
私は壁を何回か蹴り、勢いをつけ、思いっきり窓を蹴った。
窓ガラスは割れ、中に滑りこんだ。
「名前さんすげー。」
『さぁ、下に降りるよ!』
私達は下に降りた。
すると、零さん達が駆け寄ってきた。
「名前!無茶しすぎだよ。心配したじゃないか…。」
『ごめんなさい…。でも、避難するにはあの方法しかなくって…。退路も全て絶たれてましたし。ねぇ、コナンくん!』
「うん…。苦笑」
すると、また爆発が起き、ガラス片が降ってきたので退避した。