降谷さんから教えてもらったとおりに、消火栓の扉を普通に開けるのはトラップが仕掛けられてる可能性が高いから中を覗けるコードの隙間から中を覗く。

中には小さな黒い箱があった。

『やっぱり起爆装置がある。タイマーはないみたいだから、遠隔操作かな。だから、いつ爆発するかわからない。私は莫大にあまり詳しくないから下手に解体はできない。爆弾処理班呼んでも、騒ぎが大きくなるから危険…。』

｢赤井さんなら解体できるかも！｣

『じゃぁ赤井さんを探そう！』

私達は赤井さんからの探しに向かった。



その頃、降谷さんは観覧車の上にいた。

｢これで先回りできたはず。｣

すると、強風が吹き、降谷さんの帽子が飛ばされる。
その先にいたのは…

｢来たか…。赤井秀一！｣
降谷さんは着ていた作業着を脱ぎ捨てた。

｢どうやら上手く逃げきれたようだな。｣

｢奴らがここにいるということは、やはりあれはあなたですよね。照明を撃ち落とし、奴らの視界を奪ったあなたは僕がまだ倉庫内で身動き取れないでいるのに気づき、外に逃げたように偽装するため、ドアを勢いよく開け奴らを欺いた。おかげで僕は物陰に隠れることができ、その後の奴らの動きを盗み聞くことができた…。あれがあなたの仕業なら、どうせここに来ると踏んでいましたが。聞かせてくれませんか？僕らを助けた用件を。あんな危険を犯さなくても奴らの情報を盗み聞くことができたはずですよね？｣

降谷さんは赤井さんを睨んだ。

｢わざわざ、こんなところまでおしゃべりに来たのかな？｣

｢えぇ、FBIに手を引けと言いに来たんです。キュラソーは我々公安が貰い受けると。｣

｢やだ。と言ったら？それと、ドアを蹴り開けたのは俺ではなく、君のところの部下の名前だ。｣


｢なぜあいつが!?｣

｢名前から君を助けたいと連絡があり、先にあの場所にいたから、場所を教え、君を助けるための作戦を決行したまでだ。｣

｢っく！あいつからも手を引け！赤井秀一！｣

降谷さんは赤井さんに殴りかかり喧嘩が始まった。



『もー、赤井さんどこにいるの！』

すると、上から何が落ちるすごい音がした。

｢名前さん！あそこにいるんじゃない？｣

『うん！行ってみよう！』

私達は音がした方に向かった。