常夜の心
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次ページ、締め上げる等の暴力的表現や極小量の流血表現が入ります。苦手な方、嫌悪感を抱かれる方は閲覧を御遠慮ください。
※閲覧は自己責任でお願いいたします。
大丈夫な方はこのままスクロールでお進み下さい。
↓
ここは何処だ…!?さっきまで里の外の森で満月の書奪還任務を遂行中だったのに。
カカシは警戒しながら辺りを入念に観察し今ある情報を収集する。
「(…ここは…風呂場? どういう事だ?)」
満月の書を持ち出した正体不明の忍を追いかけ、あと一歩のところまで追い詰めたが月明かりが強く完全に殺したと思っていた気配を悟られた。追手に気付いた謎の忍はあろう事に禁書である満月の書の封印を解き、書き記された時空間忍術の術式と思われるものを発動されてしまったのだ。
『それにもし満月の書の封印が解かれ、発動してしまったらどうなるか分からない。』
ミナト先生の言葉を思い出しカカシは考えを巡らせた。
「…か…るの?」
声が聞こえた。大人の女の声だ。あの忍か?それともあの忍の仲間か…?こちらに語りかけているのか、だだ漏れの気配と隠す様子もない足音に神経を集中させ体制を素早く立て直した。
カチャリ…と脱衣所と思われる扉が空いた。
息を殺し様子を窺う。
やはり大人の女と思われるが華奢でとてもくノ一とは思えなかったが俺は先手を打って瞬身の術で女の後ろを捕り、女の右腕を背面で捻り上げ細く白い喉笛にクナイを突き付けた。
「動くな。1ミリでも動いてみろ。その瞬間お前を殺す。」
女は声になっていない悲鳴をあげ目に涙を貯めながら肩で息をしている。俺の殺気を当てられて今にも気絶してしまいそうに震えている。
「ここは何処で、お前は何者だ?何が目的だ。…満月の書を持ち去ったのはお前か?」
ギリリと女の細腕を締め上げて尋問した。
この女が忍でない確証がない限り信用は出来ない。
「ぁあ"ッ…ぃ、たッ…ぅぁあ"あ"ッ…ゃ…やめ…ッッ!」
「―俺の質問に答えろっ!」
喉笛に当てたクナイをさらにグイッと当てる。
女の首に薄らと血が滲んだ。
「ひぁッ!、あ!…んな…ッ知ら…!ああ"ッ…――アッッッ!!!」
知らない、と息も絶え絶えに答えるとガクンッと崩れるように気絶した。
「…っ!本当の一般人か!?」
しまったと思い全身から力が抜けた女性の身体を全身で受け止めようとしたが受け止めきれずに一緒に雪崩込むような形になってしまった。
頭を打っていないか確認し、抱き抱えて明かりのついた部屋へ女性を移動させた。
彼女の首には一筋の血が流れていた。
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カカシは警戒しながら辺りを入念に観察し今ある情報を収集する。
「(…ここは…風呂場? どういう事だ?)」
満月の書を持ち出した正体不明の忍を追いかけ、あと一歩のところまで追い詰めたが月明かりが強く完全に殺したと思っていた気配を悟られた。追手に気付いた謎の忍はあろう事に禁書である満月の書の封印を解き、書き記された時空間忍術の術式と思われるものを発動されてしまったのだ。
『それにもし満月の書の封印が解かれ、発動してしまったらどうなるか分からない。』
ミナト先生の言葉を思い出しカカシは考えを巡らせた。
「…か…るの?」
声が聞こえた。大人の女の声だ。あの忍か?それともあの忍の仲間か…?こちらに語りかけているのか、だだ漏れの気配と隠す様子もない足音に神経を集中させ体制を素早く立て直した。
カチャリ…と脱衣所と思われる扉が空いた。
息を殺し様子を窺う。
やはり大人の女と思われるが華奢でとてもくノ一とは思えなかったが俺は先手を打って瞬身の術で女の後ろを捕り、女の右腕を背面で捻り上げ細く白い喉笛にクナイを突き付けた。
「動くな。1ミリでも動いてみろ。その瞬間お前を殺す。」
女は声になっていない悲鳴をあげ目に涙を貯めながら肩で息をしている。俺の殺気を当てられて今にも気絶してしまいそうに震えている。
「ここは何処で、お前は何者だ?何が目的だ。…満月の書を持ち去ったのはお前か?」
ギリリと女の細腕を締め上げて尋問した。
この女が忍でない確証がない限り信用は出来ない。
「ぁあ"ッ…ぃ、たッ…ぅぁあ"あ"ッ…ゃ…やめ…ッッ!」
「―俺の質問に答えろっ!」
喉笛に当てたクナイをさらにグイッと当てる。
女の首に薄らと血が滲んだ。
「ひぁッ!、あ!…んな…ッ知ら…!ああ"ッ…――アッッッ!!!」
知らない、と息も絶え絶えに答えるとガクンッと崩れるように気絶した。
「…っ!本当の一般人か!?」
しまったと思い全身から力が抜けた女性の身体を全身で受け止めようとしたが受け止めきれずに一緒に雪崩込むような形になってしまった。
頭を打っていないか確認し、抱き抱えて明かりのついた部屋へ女性を移動させた。
彼女の首には一筋の血が流れていた。