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これはどうしたことでしょう…
買い物を終えて(食料品沢山かってホクホク)お手洗いから戻ると、先程カカシくんが待っていてくれていた場所に人だかりが…
しかも女の子ばかり。
「ねぇ〜、アタシたちと遊ぼうよ〜」
「ウチもイケメン君と遊びたぁい♡」
女の子たちは積極的にカカシくんをお誘いしているようで、中にはカカシくんと腕を組んでいる子もいる。
「〜っ!だから、連れを待ってるんで!アンタ達とは行かないって言ってるでしょ。」
「分かったら腕を離して!」と腕を無理矢理振りほどいた。女の子たちはそれでも熱烈で、カカシくんも心底ウンザリしている。
こんな中、私が連れですよ〜って出ていくには些かハードルが高い…。が、そうも言ってられない。
出来るだけ自然に…
「お、オマタセ〜…荷物番アリガトネ〜」
自然どころか完全に声裏返った!
そぉっと女の子達の隙間から、カカシくんに声をかけると一斉に女の子達の視線が私に集まった。…視線が痛い…
「えー連れってこの人ぉ?」
「ヤバ、年上のオバ…オネーサマじゃん〜あ、すみませぇーんイケメン君はこれからウチらと遊ぶんでぇwこの荷物持って先帰っていいですよぉww」
キャハハ!めっちゃ失礼じゃーんwwwと嘲笑混じりに言われ、カァッと顔に熱が集まる。
周囲の視線も痛い程突き刺さる。
「つかさ、マジ空気読めって話だよねー。アンタみたいなオバサンとイケメンが遊ぶわけなくねw早くこの荷物持って消えて…よねッ!」
ガンッと音を立てて荷物の載ったカートを蹴り飛ばし私に向かってくる
「(このままじゃぶつかる…!)」
咄嗟に避けようにも、身体がうまく動いてくれない。せめてこれから来る衝撃に備えて身構えて蹲った
ダンッ!!
「(…?痛くない…?)」
恐る恐る顔を上げるとカカシくんが庇うように目の前に立っていて、迫り来るカートを受けとめて庇ってくれたのだとすぐ分かった。
「………失せろ。」
昨夜のような冷たい声でそう言い放つと、背中をゾクゾクと悪寒が駆け巡った
「ヒッ…!!」
「…ッ…フン!行こ!!」
真っ青な顔で怯えた表情の彼女たちはバタバタとその場を走り去って行った
「…ナマエさん、大丈夫ですか?怪我は?」
くるりとカカシくんが振り向くとスッと悪寒が消えた。彼の顔は心配そうに私を気にかけてくれた
その表情に、ひどく安堵した。
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