買い物にいこう
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ショッピングモールの入口で立ち止まって、建物を見上げるカカシくん。
不織布のマスクの下は、多分口があんぐりと空いているんだろうな。
「この辺りでも特に大きい所だからね!ここなら衣食住のすべてが揃うこと間違いなし!じゃあ早速いこ!」
私よりも背の高いカカシくんの背中を押してモール内へと誘導すると、自動ドアがウィーンと開いた。
「…!驚いた、扉が勝手に開いた…」
ビクッと驚いた様子のカカシくんは小声で言うと、恐る恐るとモール内へと入っていった。
3階建ての大きなモールの中には、所狭しと店舗がひしめきあっている。
「とりあえず、先に日用品かな…ま、順番に見ていこうかな。カカシくーん!こっち!行くよー?」
「あ、ナマエさん待って…!」
無意識にいつもの調子でモール内を進んでいたので、カカシくんを置き去りにするとこだった。あぶないあぶない。
「ごめんね、ついいつもの調子で進んじゃった。はぐれないようについてきてね。」
そういうとカカシくんはコクンと頷き、黙って私の後を着いて来た。
なんだか大きな子犬を連れているようだ。
車に乗る前は…急にお姫様抱っこされてしまったからビックリしたのと、全体重をカカシくんに預けてしまった形になってしまい申し訳ないやら恥ずかしいやらで車の中でいたたまれない羞恥心に襲われていた。
そしてカカシくんにまで気を使わせてしまう始末で、フォローまでしてくれた。なんていい子なの…。
よし…!気を取り直して、カカシくんに必要なものを揃えるぞ…!
―――――――――――――――
「~~ッ!ナマエさんッ!!見てないで助けてくださいッ!!」
カカシくんが今、必死に助けを求めている。
なぜなら…
「お客様はスタイルがよろしいからなんでも似合いますねっ!」
「お選びするのが楽しいですー!あ、これとかどうです?背が高いから映ますよー!」
モール内のドラックストアで日用品を、激安衣料品店でインナー類を買って歩いている所を洋服店のスタッフさんに捕まり、あれこれと洋服をあてがわれ絶賛着せ替え人形と化している。
「…この子に似合う洋服を2、3セット選んでください!お願いします!」
メンズファッションは疎いけど、確かにスタッフさんが選んでる服がカカシくんに似合っている!
「ちょ、ナマエさん!?ナマエさぁぁん!?」