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光の下に生まれて。

『“主”が俺ときミを造っタ。主は俺たチノ生みの親ナんだ。』

「生みの親・・・・」

―今お前の前にいるのは、二代目の「偽ルイージ」。要するにお前は一代目なんだ―

「代・・・・だと?」

―説明するのもめんどくせーや。じゃ、俺は戻る―

「あ、おい?!」

それを境に、空間全体に響いていた声は消えた。

『・・・・さヨウなら、一ダイ目』

二代目が手を上げると、自分の体が沈む感覚がする。
下を見て、何故沈み始めたのかがわかった。

・・・・闇。


『君ハ飲み込まレるんダ。闇に。』

「嫌・・・・嫌だ!!」

どんなに足掻こうが、体は闇へとどんどん沈んでいく。
暴れても底無し沼のように、沈んでいくスピードが早くなるだけ。

足、下半身、腹部、胸部、両腕。
下から順に・・・・闇へと消える。

「嫌だぁ!!死にたくない!消えたくないぃ!!!」

そう、泣き叫ぶ。

現実では出る事の無い、涙を流して。
助けを求める。

だが・・・・



『君の人生はここで終わりだ。』


「嫌だあぁああ!!!」
意識が、闇に包まれた。














「っひぐ・・・・・・・・ッ・・・・」

泣きじゃくる兄の肩に、優しく手を置く。
だが直ぐに払われてしまった。

「お前が・・・・偽ルイを殺したッ・・・・・・・・!」

『・・・・悲しまなくて大丈夫だよ、兄さん。』






――もうすぐアイツの事は忘れちゃうんだから。






このような選択が幾つも行なわれ、














―新たな舞台の始まりです!観客の皆さん、盛大な拍手を!―

ワアアァァァァ!!







また、舞台は始まる。








END
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