カオスなボックス
~物語~
「ダメ!PPが切れそう!」
「レベルが多少低くとも数が多いと手こずるものだな」
――戻りの洞窟、
ホーリエを守る為に次々と襲い来るポケモン達を薙ぎ払いながらリーブルとリッツが言葉を交わす。
「( -A-)オ・・・・オイラの事、守んないでいい、いいから・・・逃げて・・・・」
弱々しくホーリエが言い放つ。
既に彼はドータクンやゴーストの攻撃により瀕死状態に陥っていた。
「馬鹿言うんじゃないよ!先輩のアタシがアンタを見捨てられるかい!!」
「私もリーブルと同意見だ!弱っている仲間をまざまざと切り捨てる方がどうかしている!」
リッツがゴーストを噛み砕く。
リーブルはドータクンを波乗りで押し流した。
「( ;∀;)・・・みんな・・・・」
ホーリエの眼からぽたりと、涙が落ちた。
「ああぁぁーーーーっ!!!!」
ドキュイがマグカルゴの噴煙を真面に浴び、炎上する。
「ドキュイィィィ!!!」
パチッピが火傷で苦しむドーリィを野生のポケモン達から庇いながら、叫んだ。
「だ、誰か、アロエを・・・・バタッ」
そうメッセージを残すと、ドキュイは燃え尽き灰になった。
「うそ・・・・」
「嘘ジャナイ・・・コレハ現実ダ」
がくがくと震えるパチッピを励ます事もなく、ドーリィは真実を伝える。
「いやあああああ!!!ドキュイーーっ!!」
パチッピは悲痛な叫び声を上げた。
その悲鳴は広いハードマウンテンに木霊する・・・・
パチッピはとても戦える状態じゃない。
ドーリィも火傷で確実に体力を削られている。
ポケモン達がじりじりと近寄る。
「モウダメダ・・・・」
「諦めるのは早いですよ!!」
「!」
突如周りのポケモン達が吹き飛んでいく。
そして目の前に現われたのは・・・・
「流石の貴方も、ここでは役立たずだったようですね!!」
リーンだった。
「・・・・リーン、オ前」
「見せてやりますよ、レギュラーから外された恨みの強さと言うものを!!
さあ来なさい!哀れな同胞達よ!!」
リーンに、マグカルゴやゴローン達が突撃していった――。
リーン・ホーリエ・リーブル「と言う小説を書いてほしいわけで」
カビルル「却下。書かなきゃいけないのが書けなくてモウイヤナンダ('A`)」
ドキュイ「何で僕だけ見事に死んでるんですか!!!」
ホルン「(俺はどこだ・・・・!!!!)」
――いじられ役の運命。
――→
以後からの+@