ごちゃごちゃエアライツ。

そしてスターポールの下に差し掛かった時。

『あ!スターポールなノー!』

リーフが見上げる。

『うわ!いきなり動くな!』

ウィリーバイクが揺れる。
子供2人はきゃっきゃとはしゃいでいる。



そんな出来事もあったが、ウォーター達は無事にキャッスルホール内に辿り着いた。
運良くマシンは2つとも残っていた。
早速リーフはスリックスター、ツリーはウィリースクータに乗る。

『つるつる滑って難しいノ~』
「あ、結構乗りやすいヨ」

『じゃあ俺はアイテム集めに戻るよー』

ウォーターはキャッスルホールの外へ出た。

直後


『うぼあああーーー!!?』

どこからともなく飛んできたプラズマ波動弾に撃たれ、どっかに飛んだ。
しかし子供2人は見向きもせずアイテム集めの為にキャッスルホールから去って行った。





「いけね、クシャミで間違ってプラズマ波動弾出しちまった」
ちなみに犯人はホワイト。



そしてスタジアムが始まる。
今回の競技は「デスマッチ1」


「オラオラオラーッ!!」

いつもの調子でホワイトがファイアを取り、一番近いリーフに向かって乱射する。

『このマシン慣れたら面白いノー!』

しかしリーフはファイアを次々とかわし、

『そーれ、クイックスピンなノー!』
バシッ
「うげっ!?」

ホワイトに見事クイックスピンを命中させた。
塩饅頭は攻撃は得意でも防御は苦手なのだ。




一方…

『・・・・』
「・・・・」

ウォーターとツリーはスタート時点で止まったまま、無言でお互いを見ていた。

『(どうも自分より一回りぐらい年下に攻撃するのは気が引ける・・・・でもデスマッチは相手をやっつけないといけない競技だし・・・・あ゙~っ、もう!どうする?どうするよ?!俺ぇ!!)』

ウォーターは心の中でLIFE CARDを出し、静かに葛藤。

「(どうしよう・・・・さっき優しくしてくれた人に攻撃はできないヨ~・・・・でもデスマッチって敵を倒すルールって聞いたヨ~・・・・どうしヨ)」

対するツリーもやはり静かな葛藤をしていた。





その時

「チクショーウ!!全然当たらねぇぞゴラァ!」
『鬼さんこーちら!なノー!』

クラッカー(大砲)を撃っているホワイトと、
その砲撃を易々とかわしながらはしゃいでいるリーフがツリーの元へと突っ込んでくる。

パンッ

「ぎゃっ!!」

運悪くも流れ弾に当たるツリー。
そしてウォーターにも流れ弾が当たる。
まるで狙っている如く。

そのまま追い駆けっこ中の二人は通り過ぎ、再び見合う。

「・・・・」
『・・・・』

いつまでも攻撃できない二人。
と、そこに



ポト。

『「ゐ゙!?」』

二人の間にボムが落ちる。
あまりに突然の事に逃げ遅れ、

ツリーとウォーターは爆風でマシンを壊された。
憐れ。





『はれぇ??今何か投げたノー』

犯人はリーフだったりする。





試合は終わり、結局はホワイトが5点で1位。
リーフは2点で2位。

ツリーとウォーターは双方0点で終わった。







とりあえず青と茶はルイージ的な位置にいると思います。気の毒。

緑と茶の場合 終
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