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リコハーバー - ステージ7

ドルピックタウンの西にある港街、リコハーバー。


『クスクスゥ、食らえっ!』
ドンッ
「うわああぁぁっ!!」

バッシャーーン!!

―――ストーリー7


「・・・・はぁ」

赤帽子の妙な機械を背負った男、マリオは海にぷかぷかと浮きながらため息をつく。

「(・・・・もう何回突き落とされたっけ?俺・・・・)」

リコハーバーのストーリー7、
ニセマリオ ふたたび

今はリコハーバーに突如現れたマリオにそっくりな男、ニセマリオを追っている。
野放しにしておくとラクガキが増え、自分の罪も増えて面倒な事になる。
逃げた奴を追い狭い鉄骨の上で格闘する。

ニセマリオを追い掛けて体当たりされ、突き落とされ、這い上がり、また追い掛けて。

それでも奴は倒れる事も無く、逃げる、逃げる、体当たりをして、逃げる。

「・・・・はぁ、もうヤダ・・・・いつまで濡れ衣生活が続くんだよ・・・・」

ライフも残り僅かで、視界が時々ぼやける。

「キットアト少シデス、ガンバリマショウ、マリオサン」

後ろから背負っている妙な機械、ポンプの励ます声が聞こえる。

「・・・・でもよ、コインも無いし、ライフももう無くなりそうで・・・・後1、2回体当たりされちまったら終わりだよ。
 ・・・・いっその事水の中に沈んでこんな事やめちまおうかなぁ」

「マリオサンラシクナイデスヨ?ソレジャアピーチヒメハピンチノママデス」

「・・・・ふふっ」

ポンプが元気付ける為に言ったシャレ。
・・・・機械らしからぬことばに思わず笑みがこぼれた。

「・・・・そうだよな、姫を助けないとな。」

岸まで泳ぎ、また鉄骨を上る。
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