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16話~20話

その頃、シルクの城では…

ルイージ「う、ん…?」ドクター「起きたか…?」ルイージ「あ、ドクター…、此処は…?」
見渡してみると、そこにはドアと一つのスピーカーさかない殺風景な部屋…
そして左手首が冷たい。
ルイージ「…これは…」
それは鎖で繋がれた腕輪。
どうやら腕輪が付けられているのは左手だけらしい。
ルイージは外そうと手を伸ばしてみるが、ギリギリ届かない位置だ。
ルイージ「…ハァ、ダメだぁ~…」ドクター「ダメだ、私も届きそうに無い…」

ドクター「…すまない…私がカラーコンタクトをしたばっかりに…」
何かが違う。違うぞドクター。
ルイージ「ううん、大丈夫だよ…。」
ドクター「……出られないな…」ルイージ「…そうだね…」
するとルイージが何かを思い出した様な顔をし…
ルイージ「そうだ、影は何処に…?」
その時
「別の部屋にいるのさ」
突然スピーカーから声が聞こえる。
ドクター「誰だ…!」
「…僕はシルクさ。」
ルイージ「シルク…、影の話で出た奴!」
「ふぅん、それは知らないけど…」
ルイージ「何で僕達を捕まえるんだ!」
「君達を戦力にすれば、大分有利になるからさ…」
ルイージ「つまり、僕達を手下にするのか…!」
すると、部屋に誰かが入ってきた。
ルイージ「!メタルの兄さんと僕…」
メタルマリオ「…君達も、此処へ来てしまったんだね…」
メタルルイージ「……終わりだな」
「…さぁ、大人しく手下になった方が良いよ…」
ルイージ「嫌だ!お前の手下になんかなるもんか!!」ドクター「同文だ!」
「そうか…じゃ、メタル君達、お願いね~」
そこで放送は終わった。
メタルマリオ「…ごめん。」
そう呟くとメタルマリオは二つのペンダントを取り出し、一個はルイージに、もう一個はドクターにつけた。
ルイージのペンダントは、トランプのマークのスペードの飾りが付いた物。
ドクターのペンダントは、トランプのマークのクローバーの飾りが付いた物だ。
ルイージ「…何?これ…」
メタルマリオ「ごめん、詳しい事は言えない…じゃあね…。」
ルイージ「あっ、ちょっと待っ…」
ガチャン…
ドクター「…くぅ、これが外せたら…!」
ドクターは腕輪が付けられている左手首をガチャガチャと動かす。
だが取れそうもなく更に腕輪の角が鋭いらしく、自分の左手首を傷付けるだけだ。
ルイージも同じく左手首を動かす。
そして数分後、二人の左手首からは血が滲み出始める。
ルイージ「…外れない……!」ドクター「…ッ…!」
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