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第2話

一呼吸置いて、影は話し始めた。
「今、この世界は何時も通りに見えてかなりヤバい事態になってるんだ。
 俺達が戦ってる奴等が、世界をメチャクチャにしようとしてるんだよ。
 そりゃもう、キノコワールドやプププランド、ハイラルだけじゃなく、全部。
 マリオが戦ってる亀や、カービィが戦ってるペンギン親父とは比にならないくらいにな。
 で、それをどうにかして潰す為に集められたのが俺達。
 でもどうにもこうにも戦力不足だったから、お前達を呼んだってワケだ。
 それに気付いた相手の親玉、“シルク”が、
 さっきの真っ黒男、ラリアの他に部下達を度々此処に送り込むようになってきた。
 できれば早くそっちのメンバー達にも手伝ってほしいと思ったんだけど、
 マスターが「まずは此処に慣れてもらおう」とか言って、俺を除く仲間は昼間は缶詰状態なんだよ。
 ナナが言ってた立ち入り禁止の場所は、その缶詰だ」

ルイージ「質問!」
影「なんだね?」
ルイージ「仲間は今いるウィングさんや句さんの他にもいるの?」
ウィング「いるよ、たくさんね!」
カービィ「すご~い!会いたい、会いたい!」
句「今はダメだ、マスターの命令を無視すると怒られるからな」
影「現時点で怒られる確率が濃厚だけどな。
 じゃ、俺達は缶詰に引きこもりに戻るぜ。
 いいか、絶・対!喋るなよ!もしも喋ったら本気でぶん殴るからな!?」
マリオ「(うわ、すげぇカービィ見てる……)」
カービィ「リンにも言っちゃダメなの?」
影「ああ勿論!喋るんじゃないぞ!」
カービィ「ちぇ~……」

ウィング「じゃあ僕達は帰るよ。
 もう、眠くてねむくて、しょうが、ないのぉ~、ふわあぁ~……」
影「そうだな、寝る子は育つだ!」
句「お前達も早く戻った方が良い。怪しまれるかもしれないぞ」
3人は足早に、立ち入り禁止の屋敷の方向へと歩いて行った。

マリオ「……俺達も帰ろうか」
ルイージ「そうだね、僕も眠くなってきたよ」
カービィ「帰ろ~、楽しかったぁ!」
ナナ「結局、気になる事がもっと増えちゃったわ……!」
4人もそれぞれの感想や考えを話し合いながら、ゆっくりと部屋に戻って行った……。
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