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第2話


時間は飛んで、その日の夜。
メンバーの一部の子供達が食堂に集まり、何かを話し合っていた…。



子リン「ボク、見ちゃったんだ……」

真剣な面持ちで口を開いたのは、子供リンク。
なんだかんだで呼び名は「リン」になったようだ。

子リン「影さんが昨日の今頃、立ち入り禁止の屋敷に入っていったんだ!
 その後、色々な話し声が聞こえてきたんだよ…!」
ナナ「で、リンは追いかけたの?」
子リン「ううん、立ち入り禁止だから、そこまでは行けなかったよ……」
ナナ「バッカねぇ! そういう時は入らなきゃ!」
カービィ「で、でも本当に強敵が居たらリンが死んじゃってたんだよ?」
ナナ「う……」

ポポ「 ねえ!」
ずっと黙っていたポポが、突然手を挙げた。

カービィ「どしたの?」
ポポ「今日さ、真実を確かめる為にさ、影さんを……尾行しようよ?」

他の子供達が、驚きの声を上げる。

ナナ「びこぉ!? アンタねぇっ、それ「ストーカー」って言うのよっ!」
ポポ「わ、わ、わ、わかってるよう! でも、ナナだって気になるでしょ!? 影さんが、何してるか……」

そう言うと、ナナは「うぐ」と呻いて黙った。
どうやら図星のようだ。

ポポ「僕は行くよっ、1人でもね!」
子リン「ボクだって行くよ、言い出したし、やっぱり気になるし、ね。カービィも行く?」
カービィ「いく~!」

男の子3人組が一致団結。
そしてポポがナナを見つめた。

ポポ「ねぇ、ナナは? 一緒に行かないの?」
ナナ「そ、そんな子供みたいな事……」
カービィ「行かないの?」
ナナ「い、行かないなんて言ってないわよ! 行くわよ!」

答えを聞くとポポは「ほんと!?」と、さぞ嬉しそうな顔をした。
それを見て、ナナは照れたようにつんと顔を背ける。



…ツンデr



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