このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

第2話

暫く1ページ目のようなやり取りを繰り返して、
何時の間にかマルスとロイの声は聞こえなくなっていた。

マリオ「んん~……」

その変化にも気が付かずに、マリオはドアの前で座り込み、再び眠りかけている。



すると、部屋の外で足音が聞こえ始めた。

「ああ、前にメンバーで集まった時の翌日もそんな感じでしたから、慣れっこですよ」
「そうなんですか! 凄いです~」
「そ、そう、ですかね?」

コンコン!
先程よりもやや強い、ノックの音が響く。

「マリオさ~ん、もしもーし」

だが返事は無い。

「……ハァ、しょうがないですねえ?」
「な、何を?」
「まぁまぁ、見ててください。これから3秒でドアを開けさせましょう。
 さて……。ご~お! よ~ん! さa」

ガチャ!!
マリオ「よ、よおリンク、何の用だ?」

リンクが大きな声でカウントダウンを始めると、かなり焦った様子でマリオがドアを開けた。
今まであれだけ話してもちっとも起きなかったのに。
マルスとロイは驚きながら顔を見合わせた。


リンクはただ爽やか笑顔でマリオに挨拶をしていた。
2/17ページ