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第1話

それから小一時間経った頃、
椅子に座ってうたた寝していた影が突然目を覚まし、
部屋にあった一段高い床の上に乗った。

影「はーいはい、全員注目! ここで漸く本題だ」

メンバー達の会話が収まり、全員が影の方を向いた。

影「ん、じゃあ本題。お前らを何故呼んだかと言うと…」
カービィ「なになに~?」
影「お静かにピンクボール。 …何故呼んだのかは、まだ説明できない。
  だが確定している事は、今日からお前らスマデラメンバーには此処で暫く生活してもらうって事だ。」

メンバーからざわめきが起こった。
ロイ「なんで教えてもらえないんですか!」
マルス「ここまで呼んでおいて、説明無しは納得がいきません!」
リンク「そうです!」

影「黙ってろと言ってるだろうイケメン3人組が。
  しかし、時が来たら俺とマスターでしっかりきっちり全部話すつもりだ。
  ……じゃあ、今度はこの場所の説明をする、一度しか言わないからよく聞きやがれよ」

影は一旦言葉を止め、深呼吸をした。

影「此処はこの場所以外にも屋敷がある。
  部屋を出てロビーを左に行くとこれからお前らが住む寮になる屋敷。そこには中庭もある。
  右は立ち入り禁止の屋敷だ。飯を食う場所はお前らの寮の一階にある、
  風呂はシャワーならそれぞれの部屋にあるけど、浴場はでけえのがこの屋敷の奥にだけだ」

「はーい! しちゅもーん!」
と、ピチューが大きく手を上げた。

影「はいピチュー君」
ピチュー「立ち入りキンシのやしき、ってところに入ったらどうなるの?」
影「…お前らが敵わない程の強敵が居て、入った奴は 命 が 無 い って噂だ」

子供達が震えあがった。
恐らく進入しようとしていたのだろう。

影「まっ、命が惜しけりゃ入ろうなんて事考えるんじゃないぞ。へっへっへ」
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