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第1話

影「…ああ、そうだ忘れてた」

突然椅子から立ち上がり、部屋の端に置いてあった鞄の中から何かを取り出す。
睨み合っているのを忘れたように。

リンク「ちょ、ちょっと…」
影「なあに、詳しい話は後日マスターが直々に話すさ」
リンク「でも!」
影「しつこいと女に嫌われるぜ? 剣士さんよう」
額を小突かれたリンクは黙った。
若干拗ねているようだ。

影「新スマッシュブラザーズは、全員で25人いるんだ」

ファルコン「…ん? 23人しかいねぇな」
ピチュー「あ、ホントだー」

影「そう。だから今から残りの二人を呼ぼうかと思ってな」
そう言いながら影は鞄から取り出した物を床に置いた。
置かれた物は2つ。

ピーチ「あら、フィギュアだわ」
座り込んで置かれた2つのフィギュアを観察するピーチ。
カービィ「何それ?! 食べ物!?」
ガノン「違うと思うぞ」

影「ほらほら邪魔だよどんぐり眼のお姫さん。今からその二人を呼ぶんだから下がって」

ピーチ「呼ぶ? って…フィギュアじゃない」
影「通じないねえ、とりあえず早く退いてくれよ」
ピーチは返事が貰えない事に若干不満そうだが、大人しく下がった。



影「…見ての通り、このフィギュアにはタネも仕掛けも勿論 あります」
ポポ「(バラした…!!)」
ナナ「(なんと潔い…!!)」
ほぼ全員が二人と同じ事を思ったが、全員口には出さなかった。
そんな空気だった。

影「では今から、それを証明して見せましょう! …なんつってな。
  ワン ・ ツー ・ スリー!」

ぱちんっ☆

影が指を鳴らすと、部屋が煙に包まれた。
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