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31話~

「そうだ、ジャンプおじさん」
「おじさん言うな」

俺の文句は「はいはいうるさい」で一蹴された。
こう見えて26なんだけど。
おじさんって言われるの結構ショックなんだけど。

そんな事を思いながらそっぽを向いて膨れていたら、
透き通った音が聞こえた。

振り返ると、
俺の目の前に鈴がぶら下がっていた。

「鈴?」
「そう。これあげるよ♪」

ニッコリ満面の笑みで、鈴を渡された。
というか、強引に手に置かれた。

少し赤茶けてる鈴。
錆びているのだろうか。

じっくりと鈴を観察していると、
何処か見覚えがある気がした。



あれ。
これ…
さっき見た、イメージの中で――



「!!」
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