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31話~

「…お前、昼間の」
「そう! 偽マリオっ!」

状況がよく解らない。
何で、コイツが自分の部屋に居て、
何で、コイツが自分の上に乗っているのか。

「…で? お前は何の為に俺の部屋に来たんだ?」
「あーひどーい。影にもまっっったく同じ事言われた~!」
「え?」

影の部屋にも行ったのか?コイツは。

「でー、用件はね!」



肩を掴まれた。
偽の顔が、更に近付く。



「 俺がこれから、面白い物を見せてあげよう。 」

そう言いながらの、満面の笑み。
その笑みが、俺にはひどく、恐く感じる。

「 でも、人には決して喋ってはいけないよ。 」

そして偽は、俺の額に指を置いた。







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