31話~
突然、ドアが開く。
ビックリしたが、直後偽がひょっこりと顔を出した。
「…どうした、殺したのか?」
「いやー、思いの外もつれ込んじゃって。だからもうちょっと待っててね♪」
それだけ言うと、偽はまた部屋へと入っていった。
「………本当に、殺したのか?」
イアはただ血が付いている廊下を眺めていた。
ドクターを殺したのなら、此処にはその死体がある筈なのに。
あったのは、血が付いた柱と床だけだった。
「お待たせ、イアちゃんに事情伝えてきたよ」
「…そうには見えなかったけども」
「気にしちゃいけない♪」
直後、フォーアを拘束していた三日月型の物がぷちゅんと弾けて消える。
起き上がり、偽に歩み寄る。
「で、場所は外か?」
「うん、でもちょっと特別だよ」
「じゃあ何処だって言うんだよ」
若干苛々した様子でフォーアは言う。
「まぁそんなにイライラしちゃ――」
「しないでいられるか!!」
怒鳴られまた偽は肩を竦ませた。
「はいはい、じゃあ目瞑って!悪いことしないから」
今は言われるがままに目を瞑る。
「もういいよ!」
そう言われ目を開ける。
「…!!?」
フォーアは驚いた。
目の前に広がっていた光景に。
この場所は…、
真っ白な、箱の中…?
ビックリしたが、直後偽がひょっこりと顔を出した。
「…どうした、殺したのか?」
「いやー、思いの外もつれ込んじゃって。だからもうちょっと待っててね♪」
それだけ言うと、偽はまた部屋へと入っていった。
「………本当に、殺したのか?」
イアはただ血が付いている廊下を眺めていた。
ドクターを殺したのなら、此処にはその死体がある筈なのに。
あったのは、血が付いた柱と床だけだった。
「お待たせ、イアちゃんに事情伝えてきたよ」
「…そうには見えなかったけども」
「気にしちゃいけない♪」
直後、フォーアを拘束していた三日月型の物がぷちゅんと弾けて消える。
起き上がり、偽に歩み寄る。
「で、場所は外か?」
「うん、でもちょっと特別だよ」
「じゃあ何処だって言うんだよ」
若干苛々した様子でフォーアは言う。
「まぁそんなにイライラしちゃ――」
「しないでいられるか!!」
怒鳴られまた偽は肩を竦ませた。
「はいはい、じゃあ目瞑って!悪いことしないから」
今は言われるがままに目を瞑る。
「もういいよ!」
そう言われ目を開ける。
「…!!?」
フォーアは驚いた。
目の前に広がっていた光景に。
この場所は…、
真っ白な、箱の中…?