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1話~5話

廊下
コツ、コツ、コツ…
二人の足音が薄暗い廊下に響く。
ルイージ「オバケ出そうだよ~…(泣)」マリオ「ええい、俺に抱きつくな」
…待てー!…
…そっちに逃げた!……
二人「…?」
何処からか声が聞こえる。
比較的近くだ。

ルイージ「オバケかなぁ……?!(号泣)」マリオ「ンな訳ねぇだろ。外から聞こえるみたいだし…」
そう言ってマリオは窓の外を見る。
暗くてよくわからないが中庭を一瞬、二人の人物が走って通り過ぎた。
そしてすぐ後に何名かがその二人を追い掛けるように通り過ぎた。
マリオ「何だ…?」
よく見ると、中庭の一本だけ生えている木の上に隠れているピンク色の丸い影。
マリオ「…カービィの奴、中庭は10時から入るのは駄目だって…ι」
ルイージ「これからどうする?」
マリオ「カービィの所行く。」
そう言うとマリオは窓を開けてそこから中庭へ飛び降りた。
ルイージ「あぁ!ここ三階…まぁ兄さんなら平気か。僕も行こう」
そう言うとルイージも窓から中庭へ飛び降りた。
スタッ
マリオ「…カービィ?」
スタッ
マリオ「ルイージも」
カービィ「あ、マリオとルイージじゃん♪何でこんな時間に?」
カービィは木の上からフリフリと小さい手を振る。
ルイージ「…それはカービィも同じだよ」
カービィ「あ、そっか」
マリオ「それよりカービィ、さっき人通り過ぎたよな?」
カービィ「あ、うん!凄い足音がしたから隠れたんだぁ。」
ルイージ「(緑の中にピンクは絶対バレるよ…ι)一緒に追い掛ける?」
カービィ「え?うん!一緒に行く~!」
マリオ「じゃあ早く行こう!」カービィ「うん!」
カービィは木から飛び降り、二人と一緒に追い掛ける。
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