31話~
イアは寮の中、とある部屋のドアの前に居た。
「トッポ美味しいよねぇ~♪」
場違いな事を言う偽と共に。
「……行くぞ」「アイアイサー!」
イアは音を極力立てないように、ドアを開けた。
中は半分病院、半分理科室のような部屋。
1つしかないベッドには目標のフォーアが、
そして少し離れた所ではソファーから転げ落ちたと思われるフレイが床の上で眠っていた。
…即ち、此処はドクターの部屋。
肝心の本人はまだ居ないようだが。
「(あれ?ドクター戻ってないんだぁ)」
寝顔が見たかったナァ、と内心がっかりしながら偽はフレイの耳に耳栓を付ける。
同時に鼻に可愛らしい花のシールと、額に「肉」と落書きしてみた。
起きたら間違いなく殴られそうだ。
「準備オッケイ!フレイは爆睡、音も遮断完了!」
「…よし」
イアはフォーアを見据え、片手をメタル化させる。
そして頭を狙い、大きく振りかぶった。
カコーン!!
「づぅっ……!!?」
イアの側頭部に、何かが直撃した。
振りかぶった腕を下ろし、痛む頭を抱える。
「(…♪)」
「何をしているお前達…!!」
ドアが開いた場所に、1人の人物が立っていた。
手には「緑甲羅」を持っている。
「ドクタァーーーーー!!♪」
偽が即座にその人物、ドクターに飛び付く。
そしてそのまま部屋の外へと出ていった。
「…ふん、都合が良い」
緑甲羅を投げ捨て、再びイアはフォーアを見据えた。
「トッポ美味しいよねぇ~♪」
場違いな事を言う偽と共に。
「……行くぞ」「アイアイサー!」
イアは音を極力立てないように、ドアを開けた。
中は半分病院、半分理科室のような部屋。
1つしかないベッドには目標のフォーアが、
そして少し離れた所ではソファーから転げ落ちたと思われるフレイが床の上で眠っていた。
…即ち、此処はドクターの部屋。
肝心の本人はまだ居ないようだが。
「(あれ?ドクター戻ってないんだぁ)」
寝顔が見たかったナァ、と内心がっかりしながら偽はフレイの耳に耳栓を付ける。
同時に鼻に可愛らしい花のシールと、額に「肉」と落書きしてみた。
起きたら間違いなく殴られそうだ。
「準備オッケイ!フレイは爆睡、音も遮断完了!」
「…よし」
イアはフォーアを見据え、片手をメタル化させる。
そして頭を狙い、大きく振りかぶった。
カコーン!!
「づぅっ……!!?」
イアの側頭部に、何かが直撃した。
振りかぶった腕を下ろし、痛む頭を抱える。
「(…♪)」
「何をしているお前達…!!」
ドアが開いた場所に、1人の人物が立っていた。
手には「緑甲羅」を持っている。
「ドクタァーーーーー!!♪」
偽が即座にその人物、ドクターに飛び付く。
そしてそのまま部屋の外へと出ていった。
「…ふん、都合が良い」
緑甲羅を投げ捨て、再びイアはフォーアを見据えた。