31話~
「…で、それを聞いてどうする気だ、No.01を殺させないつもりなのか?」
鋭い赤紫の瞳で、イアは偽を見る。
それを聞いて偽はにぃ、と笑った。
「いぃや、俺は何も邪魔はしないさ。フォーアを殺すなら、殺せばいい」
イアは不思議そうな表情を浮かべたが、言葉に口を挟もうとはしない。
「ただ」
「…ただ?」
「お前とちょいと手合わせしてみたいんだ。いーぃ?」
偽の水色の瞳が仄かに赤らんだ、気がした。
再び数十秒間、イアは黙り込む。
「良いだろう。しかし、手合わせとはいえこちらも容赦はしない」
「……キ、キキ…キヒッ…!本当だね?良いんだね?だーいじょうぶ、殺しはしないからさ」
立ち上がり、変わった笑い声を漏らしながら鎌を持ち、構える。
「其方こそ…負けても文句は言うな」「もちろぉん」
イアも立ち、偽を睨む。
2人は屋根の天辺へと行くと、距離を取る。
「さぁ、俺は余裕たぁっぷりだから、イアちゃんからどうぞ~」
直後、返事も無くイアは飛び出した。
そして偽を指差し、
「イエロー!」
と叫ぶ。
ピシャアァンッ!!
「づぅ……!?」
雷が直撃し、小さく呻いて仰け反る偽に、イアは再びイエローと叫んだ。
「ッ同じ技二度も食らうか!!」
そう言って鎌を宙に放り投げる。
が、雷は生きてる様に鎌を避け、偽に襲い掛かった。
「…無駄だ、その雷は操る事が出来る」
イアは得意げにそう言って冷笑を浮かべた。
鋭い赤紫の瞳で、イアは偽を見る。
それを聞いて偽はにぃ、と笑った。
「いぃや、俺は何も邪魔はしないさ。フォーアを殺すなら、殺せばいい」
イアは不思議そうな表情を浮かべたが、言葉に口を挟もうとはしない。
「ただ」
「…ただ?」
「お前とちょいと手合わせしてみたいんだ。いーぃ?」
偽の水色の瞳が仄かに赤らんだ、気がした。
再び数十秒間、イアは黙り込む。
「良いだろう。しかし、手合わせとはいえこちらも容赦はしない」
「……キ、キキ…キヒッ…!本当だね?良いんだね?だーいじょうぶ、殺しはしないからさ」
立ち上がり、変わった笑い声を漏らしながら鎌を持ち、構える。
「其方こそ…負けても文句は言うな」「もちろぉん」
イアも立ち、偽を睨む。
2人は屋根の天辺へと行くと、距離を取る。
「さぁ、俺は余裕たぁっぷりだから、イアちゃんからどうぞ~」
直後、返事も無くイアは飛び出した。
そして偽を指差し、
「イエロー!」
と叫ぶ。
ピシャアァンッ!!
「づぅ……!?」
雷が直撃し、小さく呻いて仰け反る偽に、イアは再びイエローと叫んだ。
「ッ同じ技二度も食らうか!!」
そう言って鎌を宙に放り投げる。
が、雷は生きてる様に鎌を避け、偽に襲い掛かった。
「…無駄だ、その雷は操る事が出来る」
イアは得意げにそう言って冷笑を浮かべた。