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31話~

プリン「うわぁー、近くで見るとますますそっくりでしゅー」
フレイを見て今になって改めて感心するプリン。
そして全く動じないミュウツー。
ミュウツー「…ルイージから聞いた。この部屋にシルクの所から来た奴を保護したと」
プリン「プリンたちはその人のお見舞いに来たんでしゅー、決して倒しにきたわけじゃないでしゅよ!」
ミュウツーの言葉に、「倒しに来たのではないか」と少し体が強張ったが、
プリンの言葉で安心し、体の力を抜く。
フレイ「…じゃあこっちに来てくれ、寝てるから大声は出さないでくれな」プリン「はいでしゅ」
2人をフォーアの寝ているベッドの所へと連れて行く。
ミュウツー「……ほう、見た所此奴はマリオのコピーのようだな」
フレイ「あぁ、マリオの初代コピー、一番最初に造られたコピーだ」
プリン「ぷりゅー、やっぱりこの人もそっくりでしゅ」
無表情ながらも興味を示すミュウツーと、フレイが座っていた椅子からベッドに飛び移ってフォーアを観察するプリン。




それから3分経っても、プリンはひたすらフォーアを見る。
何故か真剣にじっくりと。
フレイ「…で、お前達はコイツを観察しに来ただけなのか?」
ミュウツー「私はな」
返ってきた言葉にあぁそう、とだけ返す。
プリン「え、でもでもプリンは観察以外に用事がありましゅよ!」
するとプリンはパッと何かが入ったカゴを取り出した。

ポケットも無い体の何処から出したのだろう。

フレイ「なんだコレ?果物か?」
プリン「違うでしゅ!木の実でしゅよ」
ミュウツー「我々ポケモンの食料だ」
こんなのもあるんだなぁ、そう言いながらフレイは木の実のカゴを受け取ってベッドの端に置いた。
フレイ「ありがとな、眠りっぱなしなコイツが起きたら食わせるよ」

プリン「じゃあプリンたちはそろそろ大乱闘でもしてくるでしゅ」
ミュウツー「邪魔したな…。」
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