26話~30話
ブゥゥ…ン
ワープ装置を使い、来たのは…
宇宙のような風景に、ぽつんと1つの足場が浮かぶ場所。
…『終点』
マスター「…何の用だ?そして誰だ。」
景色を眺めていた(と思う)マスターが振り返る。
フレイ「えーっと…オレはフレイ、さっき決まった。こっちは偽マリオ。…それより、ドクターが死んでるみてぇに動かねぇんだ!」
その言葉を聞いてマスターが近付き、ドクターの様子を見る。
マスター「…Dr.マリオを置いて部屋に戻れ。後は私がどうにかする」
一瞬でどういう状態かが判ったらしく、そう言った。
フレイ「…でも」
偽マリオ「だーいじょうぶ、まっちゃんは創造主、こんくらいはつっつく位簡単な筈だよ?」
フレイは少しの間考えて、ドクターを終点の真ん中にそっと降ろし、何も言わずにワープした。
偽マリオ「さーて、俺も夜の散歩にでも――」
「待て。」
マスターが突然、偽に声を掛ける。
偽マリオ「何よーおっさん声の軍手ー」
俺を東京に帰しなさいよー、と変な事を言って床に座る。
マスター「…ドクターにデータが見当たらない。お前の仕業か?」
偽マリオ「おっ、ご名答~。これ見破るなんて、流石創造主ってカンジー?」
するとマスターが突然偽目がけてレーザーを放った。
レーザーは当たりはしなかったが、偽の頭を掠めた。
偽マリオ「おひょう!?あ、あっちーな、何するだわさオッサン軍手!」
マスター「何故データを奪う事が出来た?そして目的は何だ?」
偽マリオ「やたら1度に2回質問すんのスキだねー?データの件は俺が頭良いからで、目的はとある事を調べる為!」
するとマスターはもう1発レーザーを放つ。
偽マリオ「わ、わっちゃ!?」
マスター「もう少し詳しく説明しろ、私が納得の行くように。」
その言葉に偽は溜息を吐き呆れた様子で「はいはい」と言い立ち上がる。
偽マリオ「じゃー1回しか言わないから耳をかっぽじる代わりに指をもちゃもちゃして聞いてね!データは俺がそういう特殊な能力かなんかを持ってるから、んで目的はドクターの事を調べる為!これでオケ?我儘なおっさん。」
マスターは少しの間を空けて「よし」と答えた。
偽マリオ「はー、やっぱ俺おっさんの事キラーイ。話長いし、レーザー撃ってくるし。」
マスター「…おっさん全員が私みたいにレーザーをいきなり放ったりはしない」
偽マリオ「わかってるよそんなの!ディーのおっさんもお惚気(のろけ)ばっかだったしさー。」
マスター「愚痴は他所でやってくれ、そしてデータを返せ。」
暫くしてから偽は「ホンットーに2回質問すんの好きねぇー」と言いながら、ビー玉くらいの大きさの宝石を取り出した。
それをマスターに投げ渡す。
偽マリオ「そん中にドクターのデータが入ってる。俺ってキラキラしたモン好きだから、そうやって取ってあるんだ。じゃ、俺散歩にでも行くねー」
バイバーイ、と背を向けて手を振ると、さっさとワープしていなくなってしまった。
終点にはマスターハンドと、データが無い状態のドクターだけが残る。
マスター「…まずはデータを元に戻すのが最優先、だな。」
ワープ装置を使い、来たのは…
宇宙のような風景に、ぽつんと1つの足場が浮かぶ場所。
…『終点』
マスター「…何の用だ?そして誰だ。」
景色を眺めていた(と思う)マスターが振り返る。
フレイ「えーっと…オレはフレイ、さっき決まった。こっちは偽マリオ。…それより、ドクターが死んでるみてぇに動かねぇんだ!」
その言葉を聞いてマスターが近付き、ドクターの様子を見る。
マスター「…Dr.マリオを置いて部屋に戻れ。後は私がどうにかする」
一瞬でどういう状態かが判ったらしく、そう言った。
フレイ「…でも」
偽マリオ「だーいじょうぶ、まっちゃんは創造主、こんくらいはつっつく位簡単な筈だよ?」
フレイは少しの間考えて、ドクターを終点の真ん中にそっと降ろし、何も言わずにワープした。
偽マリオ「さーて、俺も夜の散歩にでも――」
「待て。」
マスターが突然、偽に声を掛ける。
偽マリオ「何よーおっさん声の軍手ー」
俺を東京に帰しなさいよー、と変な事を言って床に座る。
マスター「…ドクターにデータが見当たらない。お前の仕業か?」
偽マリオ「おっ、ご名答~。これ見破るなんて、流石創造主ってカンジー?」
するとマスターが突然偽目がけてレーザーを放った。
レーザーは当たりはしなかったが、偽の頭を掠めた。
偽マリオ「おひょう!?あ、あっちーな、何するだわさオッサン軍手!」
マスター「何故データを奪う事が出来た?そして目的は何だ?」
偽マリオ「やたら1度に2回質問すんのスキだねー?データの件は俺が頭良いからで、目的はとある事を調べる為!」
するとマスターはもう1発レーザーを放つ。
偽マリオ「わ、わっちゃ!?」
マスター「もう少し詳しく説明しろ、私が納得の行くように。」
その言葉に偽は溜息を吐き呆れた様子で「はいはい」と言い立ち上がる。
偽マリオ「じゃー1回しか言わないから耳をかっぽじる代わりに指をもちゃもちゃして聞いてね!データは俺がそういう特殊な能力かなんかを持ってるから、んで目的はドクターの事を調べる為!これでオケ?我儘なおっさん。」
マスターは少しの間を空けて「よし」と答えた。
偽マリオ「はー、やっぱ俺おっさんの事キラーイ。話長いし、レーザー撃ってくるし。」
マスター「…おっさん全員が私みたいにレーザーをいきなり放ったりはしない」
偽マリオ「わかってるよそんなの!ディーのおっさんもお惚気(のろけ)ばっかだったしさー。」
マスター「愚痴は他所でやってくれ、そしてデータを返せ。」
暫くしてから偽は「ホンットーに2回質問すんの好きねぇー」と言いながら、ビー玉くらいの大きさの宝石を取り出した。
それをマスターに投げ渡す。
偽マリオ「そん中にドクターのデータが入ってる。俺ってキラキラしたモン好きだから、そうやって取ってあるんだ。じゃ、俺散歩にでも行くねー」
バイバーイ、と背を向けて手を振ると、さっさとワープしていなくなってしまった。
終点にはマスターハンドと、データが無い状態のドクターだけが残る。
マスター「…まずはデータを元に戻すのが最優先、だな。」