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26話~30話

ルイージ「でも…」
突然少し俯くルイージ。
偽マリオ「どったの?」
ルイージ「なんだかね、兄さんの技が弱くなった気がするんだ。構えとか、戦い方は前と全然変わらないのに。」
リンク「手加減の可能性は――「無いよ。」
リンクの意見が偽の声で消された。
偽マリオ「マオっちは手加減はしない主義。弟である類似なら尚更。」
と、先程の作り物のナイフをペンのようにくるくると回しながら喋る。
ルイージ「じゃあ、何で技が…って、類似言うな!!」
リンク「…マリオさん本人に聞いてみますか?」
ルイージ「でも、兄さんは乱闘中に技の事なんか全然気にしてなかった。…だから、多分わからないと思う。」
と、心配そうな表情で頬杖をつく。



『……ドクター…』
偽が、小さく呟いた。









その夜、スマデラ寮のドクターの部屋。
?1「あー、ただいま…」
入ると机の上の電気スタンドのみが点いていて、部屋全体は薄暗い。
そして目を凝らすと、ベッドに誰か座っている。
?1「…誰だ?」
少し警戒し構える。
が…
「なぁに構えちゃってんのさ~、俺は戦う気ナッシングよ~?」
1回聞くだけでわかる、ボーイソプラノな声に若干間延びした喋り方。
?1「えーと…マリオのパチモン――」
「偽マリオだっつうの!」
?1「あーはいはい、偽マリオって言うのか。」
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