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26話~30話

マリオ「…へぇ、そういう事だったのか」
リンク「はい、と言う訳であの人がいるんです」
リンクは黒衣のドクターがどうして此処に来たのかを説明しながらマリオに昼食を渡し、
マリオはその話を聞きながら昼食を受け取り、適当に相槌を打つ。
カービィ「僕ね、最初は本物のドクターかと思っちゃった!」
まだ食事満喫中なカービィが1人じゃ寂しいのか、2人の話に入ってくる。
マリオ「ま、あの姿じゃ間違えてもおかしくねぇな。」
と、食堂の隅でギャーギャー騒いでいる3人をチラリと見た。
その3人とは白黒ドクターとマリオに酷似の変な男。
切っ掛けは些細な事だったらしいが、どうやらあのドクター2人だと大事に発展しやすいらしい。
医者2人はミニ乱闘をしていてマリオもどきはその間をキャッキャとはしゃぎながら潜り抜けている。
子リン「困っちゃうなぁ、食堂で暴れられると…」
ピチュー赤「食事中は静かにしてほしいものです…」
ルイージ「(……あれ?なんかいつか聞いたセリフ。)」
気になった人はこの小説の最初の方を読んでみよう。
カービィ「リン君ーっ!おかわり!」
元気良くリンクに茶碗を渡すカービィ。
ちなみにこれで53杯目。
リンク「…はいはい」
「早く自由になりたい」と呟きながら茶碗にご飯を装うリンク。
そんな彼を横目に
「ごちそうさまー!」
と子供のように手を合わせて言うマリオ。
そして食器を流し台へと運び、洗い始めた。
流し台には食器1つ1つを丹念に洗っているルイージが。
マリオ「…お前、まだ洗ってたのかよ?」
ルイージ「うん、丁寧に洗わなきゃ失礼でしょ?」
「誰にだよ」と軽くツッコミを入れるマリオ。
そしてふと、ルイージが口を開いた。
ルイージ「そうだ、洗い終わったら大乱闘しない?怪我も治った事だし。」
マリオ「まぁ完治したってワケじゃねぇけど、動かないのも嫌だしな。」
ルイージ「じゃあ決定ね!」
後は軽く世間話等をし、洗い終わると早速2人で大乱闘しに部屋を出て行った。

リンク『…それにしても…凄いですね、あのマリオさんにそっくりな人…』
カービィの57杯目のご飯を装いながらそう呟き、ミニ乱闘中の3人に目をやる。
特に気になるのが、マリオに酷似している男。
2人の間を潜り抜けているが、2人の攻撃は意外に早く、リンクでも避けられるかは五分五分辺り。
リンク『それを全部避けてる…あの人、結構気になる存在ですね…』
と、色々と考えを巡らせていたが……
カービィ「リンクぅうー!ご飯早くー!」
リンク「あ、はい」
飯をねだるカービィのでかい声で考えは吹き飛んだ。
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