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26話~30話

シルク「これで連れて帰ってあげれるでしょ?」
?1「…うん」
男はドクターを抱え上げ、影とルイージの元へ行くと二人も持ち上げた。
?1「ぁぅ、やっぱ三人は重いかも…。」
シルク「手貸そうか?」
?1「いや、いいよ。…それはともかく、なんで手伝ってくれるんだ?俺はお前の手下を連れ去ろうとしてるのに」
するとシルクは嘲るように笑う。
シルク「別に…、手下なんてまだ沢山いる。それに……単なる気紛れかな、だから僕の気が変わらないうちに行けば?」
?1「わかった、じゃあね」
男は三人を抱えたまま飛び去った。
シルク「…あ、ワープホールの場所教えるの忘れた。」
少し考えるが「まあいっか」と言って空を眺める。
いつの間にか朝が近いのか、うっすらと明るい。
シルク「…そういえばここ暫く、家に帰ってなかったけ。イメージ世界は季節が変わっても日の出と日の入りがあまり変わらないから季節はあんまりわからないや」
冷たい風が通り抜ける。
異次元ではあるが気候は真似されているらしい。
シルク「…………」
それから暫く空を眺めていたが、はっと物事を思い出し雑魚敵を呼んだ。
シルク「そこで寝てるフォーアを第二実験室の実験用ではないベッドに寝かせて。フォビオは適当に。他は廊下に入れるだけで後は放置で良いよ、その内起きるだろうし。」
雑魚敵は頷くと、フォーアやラリア達を抱えそれぞれの場所へと向かった。
シルク「……さっきの人は未来からやってきた死神、と言ったところかな…」
ぽつりとそう呟くと部屋へと帰って行った…。
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