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26話~30話

影「氷の女神ッ!!」
イーラ「! 当たる!」ラリア「いいや!当たらねぇよ!」
ラリアは盾に変身し、氷でできた剣を弾く。
氷の剣は大きく跳ね返り、地面に刺さって溶けた。
ラリア「へへん、どうって事ねーな!」
影「(…あんまり良い状況、とは言えねえよな…ラリアは何に変身するかわかんねぇし、名前忘れちまったけど影薄い姉ちゃんは結構身軽で……)」
イーラ「敵の前で考え込むんじゃないわよ!」
その声で現実に引き戻され、顔を上げるとそこには高くジャンプしたイーラが。
イーラ「食らいなさーーい!!」
片足を高く上げ、そのまま落下。
簡単に言う「かかと落とし」だ。
だが相手は落下している、あれを食らうと相当なダメージだろう。
影「Σあぶねーっ!!」
反射的に避けると影がいた場所にイーラが着地する。
そして何故かイーラが着地した体勢のまま動かない。
どうやら…
イーラ『いぎぎぎぎ……あ、足が…』
…着地の衝撃で足が痺れて動けないようだ。
影「(………もしかしてチャンスっすか?)」
影はイーラに駆け寄り…
イーラ『し…しまった……』
影「(えーと、と、とりあえず敵を減らすだけな)」
ゴスッ
腹を殴った。
イーラ「ぅぐ…!」
イーラは気を失い、倒れる。
ラリア「げっ」
影「さて…武器は寝たぜ!残るはお前だ!」
と、ウォーターソードを消して言う。
剣は必要無いと考えたらしい。
ラリア「(ちょっと侮(あなど)ってたかもな~…まぁ、相手はコイツ1人―――)」
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