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26話~30話

ドクター「…く……油断していた…」
そう呟きながら血が流れ出る左手を押さえて座り込む。
「それじゃあ剣も使えねぇな!大人しく死ねや!」
胸を張りながらそう言うマインの横には、蔓が束になって出来た幾つもの刺(トゲ)
ドクター「(…私の剣は両手用だが、左手は上手く扱うことが出来ないし…ここは思い切って、右手のみで…!)」
落ちた剣を右手で拾い、構える。
マイン「まだやるのか?無理はしない方がいいぜ?」
ドクター「まだ無理をして死んだ方が抵抗せず死ぬよりかはいいからな、とことん抵抗させてもらうよ」
ニヤ、とわざと相手を挑発するように笑う。
マイン「ッ…テメェ!」
マインは生意気な笑いから一転、怒りの表情を見せる。
そして刺をドクターへ向け、一気に襲い掛からせる。
ドクター『フフ、簡単に挑発に引っ掛かるとは…影同様、まだまだ子供だな』
剣を振るとやはり両手の時より更に大振りになってしまうが、何も出来ないよりはマシだ。
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