？８「おはようございます、ﾌｫｰｱさん、ﾌｨｰｱさん」ﾌｨｰｱ「！？」ﾌｫｰｱ「！…ｼｨﾙ」
ｼｨﾙがやってきた。
ｼｨﾙ「…話、聞かせてもらいましたよ。…正確には盗み聞き、ですけどね。」
二人「！」
ｼｨﾙ「…ｼﾙｸ様や僕達を裏切ってここから抜け出そうなんて…良い度胸じゃないですか、ﾌｨｰｱさん…！！」
そう言うとｼｨﾙの瞳の色が赤に変わる。
すると
ﾌｨｰｱ「……なっ…！！」
ﾌｨｰｱの体が宙に浮く。
ｼｨﾙ「貴方の様な裏切り者は…死んで下さい！！」
そう言ってｼｨﾙは指をﾌｨｰｱに向け、その指を右に勢い良く動かす。
するとﾌｨｰｱの体も勢い良く右に動き、木に叩きつけられた。
ﾌｨｰｱ「ッ…！」
ﾌｫｰｱ「ﾌｨｰｱ！！…ｼｨﾙ、止めろ！」
ｼｨﾙ「いえ、止めません。裏切り者は死んでもらうんです。」
ﾌｫｰｱ「…止めろって…言ってるだろぉっ！！」
ﾌｫｰｱはｼｨﾙに殴りかかろうとするが、ｼｨﾙの左目が青に変わる。
すると
ブワッ！！
ﾌｫｰｱは吹き飛び、地面を一回バウンドした後壁に叩きつけられた。
ﾌｫｰｱ「うあﾞっ……！！」
ｼｨﾙ「貴方も裏切り者みたいですね？ﾌｫｰｱさん」
ｼｨﾙは銃を取り出し、ﾌｫｰｱの頭に向けた。
ﾌｨｰｱ「…止めろッ…ｼｨﾙ…！！兄さんには、手を出すな…！」
ｼｨﾙ「大丈夫です、貴方も直ぐにお兄さんとあの世に送ってあげますよ。」
ｼｨﾙはﾌｨｰｱに笑い掛け、そして引き金を引こうとした、その時