30.さよならの笑顔をキミに
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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旭さんの攻め攻めサーブ。
凄い勢いでノータッチエース掻っ攫うかと思いきや、あえなくアウト。
16ー16。
牛島さんの攻め攻めサーブ。
……アウト、17ー16。
「(あう……西谷さんが、行っちゃう)」
西谷さん→翔陽チェンジ。蛍サーブ。
普段なら盛り上がるところなのだけど、ちょーっと今欲しいのは防御力だな……。
「……!」
翔陽は、助走をつけてハイジャンプした。
………な、にいまの。すごく高い!!
……そうか、スパイク打つ時みたいに走ればブロックとしての高さを確保できる。
よく考えたな、そしてよくもまあタイミングがそんな隣とピタリと合わせられんね。
「上を抜いた!」
牛島さんは、そんなハイジャンプ翔陽の上をワザワザ抜いて…攻撃した。
やっぱり負けず嫌いだよなあ。巡り巡ると、翔陽が挑発したんが悪いね!!
17ー17。
大平さんサーブ。
旭さんがレセプションし、飛雄がセット。ドン・ピシャ……止まるトス!!
「っしゃ!!」
翔陽が決めて、18ー17。
飛雄サーブ。
大平さんのレセプションは、高く上がりすぎて白布さんを超えた!
──キタキタキタ!!チャンスボール!
「・・・!!」
「悟ったり───!!」
天童さんが素早くゲス・ブロックし、翔陽の連続得点を防いだ。
「天童」「天童ー」
18ー18
白鳥沢のコールが会場を埋めた。
翔陽は、瞬きし……天童さんに対して悔しがるどころかくるりと背を向けた。
「あっ……考えているんだ。翔陽」
私はそれ以上は何もせず、視線を逸らした。
助走をつけてブロックしたのもそうだけど、今日の翔陽……すごく考え抜いてる。
勝利への渇望極めると、気合いで押すタイプと、冷静に分析するタイプ。
翔陽や飛雄は意外と後者側の人間であることは皆さんご存知の通り。
前者?……これが及川さんや私だったりするんですよね(チーン)
「へぷしゅ」
「きたねえな」