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(春高宮城予選、青葉城西vs烏野戦直後)
「……あの、………なんか言ってください……」
「………」
ぎりり、及川は唇をかんだ。
……最悪だ。タイミング悪くあんな格好悪いところを見られて……そして、オチた気分を見られている事も……最低最悪だと思った。
逃げるアイツを追って、捕まえて。
泣くかと思ったら、こちらを気遣うような視線を送ってくる。それも本当に腹が立つ。
自分はこんなにも余裕がないのに、女性的に危機感を持っているに違いないのに……なぜそこで悲しそうな顔をする?
「………及川さん。ねえ、……どこか座れるところで話ませんか」
「……そう、だね……。ゴメンね?美雪ちゃん。気使わせて。君バイクで来ていたよね?普通の移動方法でいいから、家送って欲しいんだ。………良いかな」
「やっぱり調子悪いんですか……?たしかに顔色が優れないみたいですね。……分かりました、バイク置き場一緒にいきましょ。ココからどれくらいです?」
「……目印とか曲がるとこは走りながら指示するよ」
「あっハイ。では進みながら」
及川の言動は思ったよりも落ち着いていた。
この後、監督から飯奢られる予定だったから断りのメールいれないとだな。全く主将がメンタルブレイクで早退とかかっこ悪。……部活の終わりの時ってこんなもんなんだろーか。
及川は部長として部員に最後の言葉とか締めとかそういう責任から逃げる事に罪悪感はあった。しかし、もうそんなことはどうでも良かったのだ。
「行きましょう」
「…うん、よろしく」
……自分は、この子と一緒にいることを優先する。
「……あの、………なんか言ってください……」
「………」
ぎりり、及川は唇をかんだ。
……最悪だ。タイミング悪くあんな格好悪いところを見られて……そして、オチた気分を見られている事も……最低最悪だと思った。
逃げるアイツを追って、捕まえて。
泣くかと思ったら、こちらを気遣うような視線を送ってくる。それも本当に腹が立つ。
自分はこんなにも余裕がないのに、女性的に危機感を持っているに違いないのに……なぜそこで悲しそうな顔をする?
「………及川さん。ねえ、……どこか座れるところで話ませんか」
「……そう、だね……。ゴメンね?美雪ちゃん。気使わせて。君バイクで来ていたよね?普通の移動方法でいいから、家送って欲しいんだ。………良いかな」
「やっぱり調子悪いんですか……?たしかに顔色が優れないみたいですね。……分かりました、バイク置き場一緒にいきましょ。ココからどれくらいです?」
「……目印とか曲がるとこは走りながら指示するよ」
「あっハイ。では進みながら」
及川の言動は思ったよりも落ち着いていた。
この後、監督から飯奢られる予定だったから断りのメールいれないとだな。全く主将がメンタルブレイクで早退とかかっこ悪。……部活の終わりの時ってこんなもんなんだろーか。
及川は部長として部員に最後の言葉とか締めとかそういう責任から逃げる事に罪悪感はあった。しかし、もうそんなことはどうでも良かったのだ。
「行きましょう」
「…うん、よろしく」
……自分は、この子と一緒にいることを優先する。
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