短編
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需要があった、ただそれだけだ。
「……はい、お願いします」
「…………………」
一呼吸置いて木兎さんが告白してきたと分かったので、手を握ったまま了承することにした。
しかし相手のレスポンスがない。
「あれ?……私告白されたで合ってますよね??ひょっとして私勘違いだったりしますか……アッ首吊ってきます」
「……合ってる。告白した……マジで???」
「良かった。マジですよ、私木兎さん大好きですもん」
すると目の前の人は目をキラキラさせて、私の手を握った。
「ありがとう!!!」
「はい。こちらこそありがとうございます」
突然だが、夏合宿中に爆裂カップルが誕生した。
*********
「俺のカノジョ!!」ぎゅー
《はああーーーー!?!?》
バーベキューで堂々宣告。この人はすごいなあ。
「はあまあ、彼女になりましたけど……隠れて付き合うとか、そういうんは無いんですね」
「あるわけ無いじゃん!!俺が居んのにチョッカイかけられたらどーすんの!!」
「………早速、遠距離恋愛ですよ?」
「あ!!……ねえ、転校しない??東京イイトコよ」
「そりゃちょっと難しいかなと」
烏野にも未練は多いし。
二人でコントしてると、復活した三年生達が我らを囲み取材し始めた。
「ちょ、……え!?!?美雪ちゃんコイツでいいの!?人生早まってない!?」
「せっかくご好意頂いているの無碍にはしたくなかったので。木兎さんほら、見ていて面白いし好きですよ」
「そんな犬拾う時みたいなノリでいいのか!!!元の場所へ返して来なさい!!」
「えー」
「俺、退屈させませんっワン!!美雪ちゃん100年は笑わせるワン!!」
「ほらもう面白い」
「ちょっと分かんないなあ」
「えー」
主に私じゃなくて木兎さんがイジられている。
自分でも衝撃展開なのだが、案外二人なら楽しく付き合えると思うんだよね。私浮き沈み激しいエネルギッシュな人きらいじゃ無いし。
二人で一緒に世帯年収2000万は目指そうぜ。
「お肉うまあー」
おにぎり食べながらお肉食べてると、烏野一年組が寄ってきた。
「なんか木兎さんと宇内さんの間に子供できたとかいうデマが流れてんだけど」
「何そのデマ………物理的に無理があるだろ……。どうせ出典元黒尾さんだろ、縊 り殺して来る」
「!?!?……ちょ、殺意が高い!!」
バーベキュー用の串を掌の上に5、6本浮かべて歩き出そうとするのは山口君に止められた。
いやだって私処女ですよ、こんな侮辱ありますかー?無いですよねー。
……はい、明らかな冗談にキレる方が大人げ無いですか。……仕方ない。
串をおき、黒尾さんの髪の根元にご飯粒を30粒くらい投げ付けておいた。ふぅ。
「まあ、付き合いだしたというのは否定しないよ、まだ口約束みたいなヤツだけど」
「えっそうなの!!………え、……えー……なんか、やだなあ」
「そーなの?翔陽何で?」
「……あんまり遊べなくなるよね」
「いやー、そういうのは無いんじゃないかなー?東京と東北だし、翔陽と過ごす時間の方が多分長いよ」
「あれー??そうなの?じゃあいいか」
「うわぁ付き合ったのは本当??嫌なペア……」
「ツッキーどっちも苦手だもんね」
「ホントだよ、扱い辛いの同士で組んで……超最悪」
「??」モグモグモグ
「いつも通りすぎて安心するわー……」
ぐいっ、
体が引かれた。
「美雪チャ〜〜ン??」
「ヒエっ!!!……か、かっか、かおりさん……!」
「うちの木兎と付き合いだした、真かー?偽か??」
「雪さん顔コワ…し、しん………」
「きゃああああ!!!」
キーン、甲高い声に鼓膜が震えた。
「詳しく」
「さ、さっき突然告白されて、正直悪い気はしなかったので……そのままハイって言いました」
「おおおおーーー」
「じゃあさ〜?……チューはしましたかー?」
「まっ……まだ………」
「んんんー???そんなわけないよね〜??」
「え!?!?……うう、実はさっき奪われました……」
「だよねー!!木兎がそこで止まるわけ無いもんねー!!!」
「さっすが、ウチの主将ーガンガン攻めるー」
かおりさん雪さんにゴリゴリ根掘り葉掘りされてしまう〜〜。私は目をグルグルにしながら全て白状する羽目となった。
「ひゃあーー!!美雪ちゃんが大人の階段を!!」
「……ふふ、真っ赤になって。美雪ちゃん、カワイイ」
「清水先輩も谷地さんも、いじるのはもう……辞めてクダサイ……」
バタンキュー。
椅子に座り込んだら清水先輩に頭をヨシヨシされて、谷地さんはお肉を分けてくれた。コレ黒い。
……今の私の心の闇を表しているのかな……。
よし、ありがたく貰おう。
「人生の味がする……」
「わかる………」
ボリボリボリ。
「……はい、お願いします」
「…………………」
一呼吸置いて木兎さんが告白してきたと分かったので、手を握ったまま了承することにした。
しかし相手のレスポンスがない。
「あれ?……私告白されたで合ってますよね??ひょっとして私勘違いだったりしますか……アッ首吊ってきます」
「……合ってる。告白した……マジで???」
「良かった。マジですよ、私木兎さん大好きですもん」
すると目の前の人は目をキラキラさせて、私の手を握った。
「ありがとう!!!」
「はい。こちらこそありがとうございます」
突然だが、夏合宿中に爆裂カップルが誕生した。
*********
「俺のカノジョ!!」ぎゅー
《はああーーーー!?!?》
バーベキューで堂々宣告。この人はすごいなあ。
「はあまあ、彼女になりましたけど……隠れて付き合うとか、そういうんは無いんですね」
「あるわけ無いじゃん!!俺が居んのにチョッカイかけられたらどーすんの!!」
「………早速、遠距離恋愛ですよ?」
「あ!!……ねえ、転校しない??東京イイトコよ」
「そりゃちょっと難しいかなと」
烏野にも未練は多いし。
二人でコントしてると、復活した三年生達が我らを囲み取材し始めた。
「ちょ、……え!?!?美雪ちゃんコイツでいいの!?人生早まってない!?」
「せっかくご好意頂いているの無碍にはしたくなかったので。木兎さんほら、見ていて面白いし好きですよ」
「そんな犬拾う時みたいなノリでいいのか!!!元の場所へ返して来なさい!!」
「えー」
「俺、退屈させませんっワン!!美雪ちゃん100年は笑わせるワン!!」
「ほらもう面白い」
「ちょっと分かんないなあ」
「えー」
主に私じゃなくて木兎さんがイジられている。
自分でも衝撃展開なのだが、案外二人なら楽しく付き合えると思うんだよね。私浮き沈み激しいエネルギッシュな人きらいじゃ無いし。
二人で一緒に世帯年収2000万は目指そうぜ。
「お肉うまあー」
おにぎり食べながらお肉食べてると、烏野一年組が寄ってきた。
「なんか木兎さんと宇内さんの間に子供できたとかいうデマが流れてんだけど」
「何そのデマ………物理的に無理があるだろ……。どうせ出典元黒尾さんだろ、
「!?!?……ちょ、殺意が高い!!」
バーベキュー用の串を掌の上に5、6本浮かべて歩き出そうとするのは山口君に止められた。
いやだって私処女ですよ、こんな侮辱ありますかー?無いですよねー。
……はい、明らかな冗談にキレる方が大人げ無いですか。……仕方ない。
串をおき、黒尾さんの髪の根元にご飯粒を30粒くらい投げ付けておいた。ふぅ。
「まあ、付き合いだしたというのは否定しないよ、まだ口約束みたいなヤツだけど」
「えっそうなの!!………え、……えー……なんか、やだなあ」
「そーなの?翔陽何で?」
「……あんまり遊べなくなるよね」
「いやー、そういうのは無いんじゃないかなー?東京と東北だし、翔陽と過ごす時間の方が多分長いよ」
「あれー??そうなの?じゃあいいか」
「うわぁ付き合ったのは本当??嫌なペア……」
「ツッキーどっちも苦手だもんね」
「ホントだよ、扱い辛いの同士で組んで……超最悪」
「??」モグモグモグ
「いつも通りすぎて安心するわー……」
ぐいっ、
体が引かれた。
「美雪チャ〜〜ン??」
「ヒエっ!!!……か、かっか、かおりさん……!」
「うちの木兎と付き合いだした、真かー?偽か??」
「雪さん顔コワ…し、しん………」
「きゃああああ!!!」
キーン、甲高い声に鼓膜が震えた。
「詳しく」
「さ、さっき突然告白されて、正直悪い気はしなかったので……そのままハイって言いました」
「おおおおーーー」
「じゃあさ〜?……チューはしましたかー?」
「まっ……まだ………」
「んんんー???そんなわけないよね〜??」
「え!?!?……うう、実はさっき奪われました……」
「だよねー!!木兎がそこで止まるわけ無いもんねー!!!」
「さっすが、ウチの主将ーガンガン攻めるー」
かおりさん雪さんにゴリゴリ根掘り葉掘りされてしまう〜〜。私は目をグルグルにしながら全て白状する羽目となった。
「ひゃあーー!!美雪ちゃんが大人の階段を!!」
「……ふふ、真っ赤になって。美雪ちゃん、カワイイ」
「清水先輩も谷地さんも、いじるのはもう……辞めてクダサイ……」
バタンキュー。
椅子に座り込んだら清水先輩に頭をヨシヨシされて、谷地さんはお肉を分けてくれた。コレ黒い。
……今の私の心の闇を表しているのかな……。
よし、ありがたく貰おう。
「人生の味がする……」
「わかる………」
ボリボリボリ。
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