明日は何者になる やがて君になる
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
病院で診察を待つ間、荷物を天満に預けっぱなしだと気付いたので、対処をすることにした。
《美雪?……お前体育館居ないよな??これどーすんの?》
「デスヨネ……ゴメンだけど、荷物ホテルに持ってって欲しいー!……えーと、明日昼奢るから!!」
《隙あらばこき使うなァ…まー良いけどさぁ》
「よっし、ありがとー!!」
《じゃ、な……日向クンによろしく》
「はいはーい」
電話を切ると、翔陽はこちらを見ていた。
試合は烏野タイムアウト中……厳しい場面…。
「美雪、今の……やっぱり」
「あはは。想像と違った??」
「いや、うん。何て言うか……全体的に隠されたのがフホンイです!!」
「今、なら大丈夫なんだけどね」
「?」
ホッシーとの邂逅はとうとう翔陽に気付きを作ったのだ。とっくに私は知ってる。翔陽は小さな巨人「なんか」じゃない。
「——だってほら、キミは最強の囮でしょ!!」
「!…そうだけど!!なんか足裏をこそばされたようだ」
「……手のひらで転がす、ね。……ん?お望みならくすぐったろか?」
「ケッコウデス&シッケイしました……ん」
「あ、再開」
二人ともタブレットに視線を向ける。
翔陽は『コートへ戻っていった』のでもうこちらは見ない。
画面では月島君が下がり、山口君が入る。
……二人はこんな風に入れ替わる場面はよくあった。
心身ともに信頼しきった相棒ってのはイイよね。この子ら然り、彼ら然り。
「…………」
私なら、どうする?
——今度なら、どうする??
今唐突に、道が一本繋がった。
喧騒。しかし、私は画面を見ずに
翔陽の横顔を見ていた。
《美雪?……お前体育館居ないよな??これどーすんの?》
「デスヨネ……ゴメンだけど、荷物ホテルに持ってって欲しいー!……えーと、明日昼奢るから!!」
《隙あらばこき使うなァ…まー良いけどさぁ》
「よっし、ありがとー!!」
《じゃ、な……日向クンによろしく》
「はいはーい」
電話を切ると、翔陽はこちらを見ていた。
試合は烏野タイムアウト中……厳しい場面…。
「美雪、今の……やっぱり」
「あはは。想像と違った??」
「いや、うん。何て言うか……全体的に隠されたのがフホンイです!!」
「今、なら大丈夫なんだけどね」
「?」
ホッシーとの邂逅はとうとう翔陽に気付きを作ったのだ。とっくに私は知ってる。翔陽は小さな巨人「なんか」じゃない。
「——だってほら、キミは最強の囮でしょ!!」
「!…そうだけど!!なんか足裏をこそばされたようだ」
「……手のひらで転がす、ね。……ん?お望みならくすぐったろか?」
「ケッコウデス&シッケイしました……ん」
「あ、再開」
二人ともタブレットに視線を向ける。
翔陽は『コートへ戻っていった』のでもうこちらは見ない。
画面では月島君が下がり、山口君が入る。
……二人はこんな風に入れ替わる場面はよくあった。
心身ともに信頼しきった相棒ってのはイイよね。この子ら然り、彼ら然り。
「…………」
私なら、どうする?
——今度なら、どうする??
今唐突に、道が一本繋がった。
喧騒。しかし、私は画面を見ずに
翔陽の横顔を見ていた。