12.二人でデート?大人の階段登っちゃう?
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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所変わって今度はアミューズ施設。前回翔陽飛雄と行ったところとは違うところだよ。
「んー…どっちかだなー……」
「どうしたの?」
「候補が2つあって。ダーツとバッティングセンターならどっちがお好み?」
「断然バッティング!」
「おっけー」
チケットをめくって破く。
「なんと半額以下の500円で打ち放題」
「相場わかんないけどすごい気がする」
「バンバンホームラン行っちゃってー」
「はーい」
ジャケット脱いで、腕まくり。
山口君バット似合うな。
「80キロからセットして20球交代でー」
「高速道路……!」
「球の速さは随時変えられるから早い遅いあったら言ってねー」
「がんばる!」
烏野排球部1年どもは揃いも揃って大体筋が良いからハラタツな。
初打席はボールは弧を描いて三塁側ゴロ。でもちゃんとバットに当てられていた。
「山口君当たったねー」
「いえーい」
「後は力かな??試しに怒りを込めてストレス発散できそうな叫びとかしてみたら?」
「えー、そういうのはずかしいよー」
「ほら次の球くるよ!なんか!」
「えーっ……えーー!!」
「……………」
「滅びよイオン!!!」
「!?」
カキーン!!
さっきよりは打球が伸びた。かなり。
いや今の何。
「火曜市は私の生命線だぞ、何てこと言うんだ!」
「貴様もイオンモール派か?商店街で買いなさい」
「山口君急にどうした」
「ハッ……いや、嶋田さんの口癖がつい……」
「後輩に何教えているんだあの人……」
「部活終わって早めに行くと、売り上げ数えながらイオンへの呪詛を吐いてるよ」
「知りたくなかった闇の姿」
ボールがまた来た。
「イオン撤退しろ!!」
「!?」
ヒット連続。
「……ええと、どこにイオン関係者がいないとも限らないしそういうのコンプライアンス的にどうかなーと思うよ」
「むむ……でもやっぱ滝ノ上さんとか内沢さんとかよくお世話になってるし、商店街がシャッター街化するのは嫌だよ」
「それは確かに……。分かったよ今後は商店街積極的に利用するよ」
「よしイオン派減らし成功」
「次は……できればもっと安心できる叫びにしない?」
「うーん…」
カコーン!
「たけのこの里派解散せよ!!!」
「過激派だなあ…」
大人しそうな山口君の深淵を見たよ。