10.vs 音駒高校2
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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時間は随分経っていた。
「もう一回!!」
もうそれさっきも聞いた!
ちなみに誰も観覧席に残ってなかった。
町内会の人たちは仕事に戻り、そうでない人も満足した…というよりは見続けるのに疲れたというか。
翔陽はみんなに突っ込まれ、さすがに解散の雰囲気が流れているようだった。よーやく終わったか。
…私も帰ろうかなぁ、鍵返さなきゃいけないか…。
いや、清水先輩に預ければ…。
いやいや、もうここまで来たら最後まで見ていくべきか。
とりあえずそろそろ時間がおしてきたので下に降りることにした。
下の階で扉を開けると、ちょうど集合して監督講評をしていた。
「それじゃあ、ボールを回収しますか」
視線も向こうに注目しているし、とバレーボールを一個だけ持った。
ボール投げ、能力で遠くへ遠投。コントロールしてボールに当てて跳ね返す。
浮いたならそのまま私の元に持ってくる。で、投げたボールも回収。
そんな感じでポンポンと回収〜〜〜〜。
烏野練習中ではよくある光景です。
ボールのかごに全部回収するころには監督のお話は終わっていた。
ふー……熱いねぇ。
大勢が片付けにそれぞれ散り始めたので、私も清水先輩の元へ仕事をもらいに行くことにした。
「清水せんぱーいお疲れ様ですー!」
「あっ、おつかれ。えーとじゃあ、ボトルとタオル回収、それだけよろしく」
「はーいっ袋分けたほうがいいですか?」
「うん。タオルはそのまま洗濯に入れちゃうからこれに入れて。メッシュ製のネット」
「じゃあ行ってきまーす。あっ、そうだココの体育館の鍵、私持っているので誰か探してたら連絡よろしくお願いします」
「わかった」
そういや洗濯機壊れてなかったっけ…?まいいや。
すぐに集まったので、今度は先生のもとに伺うことにした。
「武田せんせー!……っと、お話し中か」
「あっ宇内さん。最後まで応援ありがとうございます、お疲れ様です」
「いえっ、そんな。ありがとうございます……すみません猫又監督、直井コーチ。気が付かず割り込んでしまいました」
「あぁ、ずっと10番見ていた子だね。こんにちは」
「こんにちは!Webのプロフィール写真よりイケてますね」
「コラ、テメェ年上にまた!!」
「いーよいーよ」
烏養コーチにたしなめられた。
好々爺っぽさが実にチャーミングな監督だ。
「……武田先生はいいとして、お前はまだまだだな繋心。3試合やって1セットも取れないとかなあ?素人の先生がこおおんなに頑張ってんのになァ」
「う、烏養君はついこの前来たばかりでっ」
まーたコーチいじられていた。
「次は絶対ストレート勝ちしてみせますよ」
「ほほほう!?口ばっかじゃないと良いけどなあ??」
「……先生そんなつっかからないで…」
「コイツがじじィそっくりの顔してやがるのが悪い!!」
「大人気ない!!」
「……なるほど、確かに……こうしてみるとウケるほど眉と目が…」
「笑うな!!!」
いろんな人に顔を弄られまくっているのか一発で怒髪天だった。
くる、と回れ右して烏養コーチは去っていった。
「う、烏養君コーチやるのは今日の音駒戦までだって─」
「あんなこと言われて黙ってられるか!……デカイ舞台でぜってェリベンジだ…!」
「───!!!宜しくお願いします!!」
「!?」
「繋ちゃん、これからもワタクシとも末永くご愛顧を」
「しねーよ、絡むな!どっかいけ!!!」