幕間 部室にて

「今日はオトモダチ来てないの？」
「美雪？塾だよ。なんか用事？」
「インターハイ近いけど、部外者のままじゃ授業の時は参加できないでしょ」
「……？？」
「あーもーっ。いいや、僕カンケーないし」
「…………なんだあー？？」


「(ツッキーも何だかんだ宇内さんを部員として認めているんだなあ)……なあ影山ァ」
「ん？」
「宇内さん、もうみんなバレー部の部員って扱いだよねぇ」
「あぁ。来てる日普通にマネージャー業やってるしな」
「むしろ清水先輩の負担が軽くなる日って想定してメニュー組んでるよね主将も」
「GW合宿も来ればいいのに。どうせ粘っても日向に入部押し切られるのも時間の問題だろ」
「(……っていうのが1年の総意だよねえ。来年マネージャー居なくなるのはどうしても選手負担が大きくなるし。本人部外者で居たいのは察するけど、やっぱりウチの部、宇内さんにはマネージャーして欲しいや)」
「山口？」
「あ、うん。俺もそう思う。宇内さんきて欲しいよね」
「そうだな」
「日向で推せない？影山手伝えない？」
「分からん。結構バレー好きだと思うけど、この話題はすぐ拒否るし。意地張ってるだけじゃねーかな」
「そっかあ」
「けど、そうか……俺も勧誘？やってみる。確かにどうせ入るなら早くの方がイイよな」
「だね」


「……なるほど。山口と影山の話で月島の言ってることわかったぞ。
つまり、烏野のサイキョーはバレー部全員！“アサヒさん”“ノヤさん”、そして“美雪”が居ないといけないわけだな！！」

「キミ余計なことしでかさないでよね、上級生の事情に首突っ込んで。余計なお世話かもしれないじゃない」
「むっ、してないよ！！……ただ、コートのこっち側がギスギスするのも、俺もモヤモヤするのもなんか嫌だし」
「フーン」



(原作に比べて一年同士が4月時点から仲良しになっているなあ。イベント詰め込み過ぎたかな)