06.一緒にお出かけwith日向影山
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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ボーリング対決
スペア!
「いえーい!」
「いえーい!翔陽意外と投げるのうまいね」
いきなりいい感じに倒した翔陽。
ハイタッチ。
「まっすぐしか転がせない、けど!ガターはしないよ!」
「だから軽いボールが好きなんだね」
振りかぶった時は後ろに抜けないか怖かったけど、軽いボールを速く転がしてピンを倒す系プレイヤーだった。
「次、飛雄だね」
「頑張れ飛雄ーっ」
画面に次の投手が表示されているので、次の人を超応援。
顔をしかめてレーンへ歩き出す飛雄君だった。
「………」
「お、おぉ…翔陽が普通に上手いから、部活の時のメラメラーって背中してる」
「ボーリングやったことないよね多分。お隣の人の投げ方チラチラ見てるし」
「だと思う。もっと気楽に投げれば良いのに」
「ガター止めるやつ、設定したほうがいいかな」
「それしたら多分影山君キレるよ」
「そうかも…お、構えた」
「影山君がボーリングか……ちょっと面白いから動画撮ろう」
っどっす!!
「床すごい音鳴った……」
「転がすというか投げた感じね。あるある」
「でもちゃんとレーンの真ん中だ」
「空間把握能力たっかいなあ……あれ?ちょっと影山君祈ってない?」
「祈りは届くか……すご、いきなりいった!!!!」
どんがらがしゃーん
「おー!!ストライクじゃん!!!負けたー!!」
「本人も目を丸くしてこっち振り返った。……よかったね!!ナイス!」
「……い、いえーい」
「影山君イエーイ!凄いね。センスあるよ!」
パンッとハイタッチ。
加減してくらはい、ちょっと痛い。
じわじわ。
影山君は手をにぎにぎして、それから笑った。
「影山笑顔怖!!」
「ああ!?」
「二人とも運動神経すごいからなあ」
気を抜くと醜態晒すことになりかねん。
せめてスペア取らないと引き離されるなあ。
「何その色!マーブルのボールだ!」
「中級者用だよ」
「へえええ!」
このボールは重心をいじってあり、投げる時に回転がかけやすいのだ。
「うりゃ!!」
「回転!」
「っしゃああ!!!…っと二本残った」
「じゃあ今度はここのボールで。えい!!」
まっすぐ狙う軌跡でピンへ一直線。
「スペアだね」
「翔陽といっしょだね」
「美雪にも負けないよ」
「おうよ」
二人のような天性の運動センスはないけどそこは経験値でカバーするしかない。
もちろん、勝負事に無粋なことはしませんよ。
真剣勝負です。