27. あなたはライバル
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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ご本人に写メを送ると大ウケ頂き、お顔の使用許可は得られた。
あとモノマネのクオリティを上げたいと伝えたところ快く宮ノ下さん声のサンプルも頂けたので(なんと弁論大会出場時の声サンプルだ。程よく長尺で実に練習に最適)、イヤホンで聴きながら自分の声も録音し最適化。
───えっ、ここまで凝る必要はあるのかって??
……及川ショックを払拭するためにも功夫は積むのだよ!!私はうっかりやだから特に気をつけないといけないの!!演技はテストと違って100点が無い世界で……ならば自分の納得いくまで作り込まないと人様を騙すなぞ土台難しい。
イヤホンに集中しつつトイレから移動し、公式WU中のアリーナの横を過ぎる。こっそり青城応援席を覗くと来場者数が烏野の倍、学校関係者が学年クラス単位で着席している。
父兄席も割と隙間無い。なんと前の方しか空いていないみたい。前は嫌なんだが…座れないのはもっと嫌だし……。鬱だ。
「…ン、んんんっ。…………私ってイントネーションがちょっと関西ぽいな……修正しないと」
「おい、」
「私、宮ノ下です……お。今のいい感じ」
「……おい!!スマンがボール投げてこっち寄越してくれ」
「……あ、ああ。はい」
集中しすぎて声を掛けられていることに気付かなかった。
イヤホンを取って視線を向けるとなんと我らのスーパーセッター飛雄だった。
ボールを受け取り損ねて拾いに来たか。なるほど。
「よっこいしょ、はい。どーぞ」
「あざーす」
よし、特にツッコミはなかった。よかった。
飛雄の妙な勘の良さって時々私を窮地に陥れるから油断できないのよね。
「(ボールの拾い方と……この前捻った時以降、左を微かにスリ足する歩き方、あれ……やっぱり今の美雪か、スゲーな、顔も声も別人。青城変装の時、ああいうレベルでやらねえと意味ねえのかー……)」
「影山ーー!スマン、ボールありがとう!!」
「イエ、どぞ」