05.青葉城西練習試合編(嘘)
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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思いがけぬ合流
なんと安売り卵は売り切れていた。
やっぱチラシの目玉商品は午前中で無くなるんだな。
そのかわり午後の目玉として突発的に乳製品のセールがやってたので大量買いしてしまった。
原付の座席に牛乳ぎっしり。
一点ミスったんだけど、この服百貨店に居るには問題ないんだけど原付には合わねえワロス。
ユルフワお嬢様カールがメットからはみ出してはためいている。
帰りにクリーニング店行って証拠隠滅せねば。
体育館用にスポーティな服買って着替えよう。
そうだ、なぜもっと前に思いつかなかったんだ我。
制服で体育館出入りするから帰宅の際に砂ボコリがすごかったんだよ。
長ズボンなら原付寒い時に履き替えれば良いし、普通にスグ欲しいわ。
信号待ちで前見るとちょうど烏野のバスがあった。
すっげえ偶然。
向こうの方が視点高いし分かんないだろうなとは思いながら横付けしてみた。
すると、たまたま窓見てた澤村さんと目があった。
手を振ると、えって顔になった。
マスクを外し、ポケットに入れて顔を上げると、目を丸くして破顔した。
ほうほう我の変装も捨てたもんじゃ無いな。
窓を開けてくれたので挨拶する。
「やっ!美雪ちゃん。凄い格好だけど何帰りなのよ、それ」
「澤村先輩お疲れ様です。ただの買い物ですよ」
「最初分からなかったよ。学校のときと雰囲気違ってカワイイ」
「ありがとございます」
「あそこやばい原付の人居るー」
「ぶっ、えっ宇内さん!!!マジで!!偶然すごい!!」
澤村さんが窓開けて喋ってきたので、皆がなんだなんだと窓の方見てきた。
手を振ってご挨拶。
「しょーよー!!勝って良かったね!!」
「えっえっ美雪なんでわかんの!!見たの?きたの?」
「はは。雰囲気でわかる。ナイスファイト!」
「あんま動くなよ。バスが揺れる」
「おつかれ影山君」
「ああ、ざっす」
「じゃあ、また明日ぁー」
「おつかれー」
信号が変わるタイミングで私は左折する。
まだバスの中ではワイワイ喋ってるらしい。元気だ。
田中さんめっちゃガンつけてくるじゃん。
ただ見てるだけだと思うけど顔と三白眼のせいで凶相になっておられますぜ。