25. それぞれの夜
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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⑤マネージャー視点
「ちょっと友達から電話なので、ごめんなさい」
「行ってらっしゃー」
「うるさかったら気にせず外出て良いよー」
「コレくらいなら大丈夫かと。お気遣いありがとうございます」
烏野の宇内ちゃんに着信があった様子。
申し訳なさそうに電話のためお店の端の方に行った。
「……私は……幼稚園の先生とか……どう思いますか?」
「!!!!」
私は意を決して本当の希望を口にした。
───皆の言いたいことは分かってしまった。
「……やっぱり、似合わないよね。あはは」
「……そんなこと誰が言ったんスか。……三咲さんは、似合う似合わないで就職先選びますか??」
「!」
照島のちょっと怒った顔で、私の半笑いだった顔が凍りついた。
「照島。……いや、意外だったケド、良いんじゃ無いかな。三咲のなりたい事は三咲が決めればいい。個人的には似合う似合わないなら……子供が放って置かなさそうな人気先生になるのが目に浮かぶな」
穴原監督も照島に肯定するように楽しそうに目を細めた。
「いい、のかな……お母さんには、あんまり良い顔されなくて……お父さんも教員免許の方が潰しが効くって……」
「んなもん無視ですよ無視。就活すんのは父ちゃん母ちゃんじゃなくて俺だっての」
「オイオイ、照島の話にすり替わってるぞ」
「どこの家も親が大変っすね先輩」
「あー……、うん。そう……そうだね。ありがとう照島」
「旧世代の価値観なんていらねーんだよなって思いますよね」
「そう!!給与がなんだー!離職率がなんだー!!」
「俺のじんせーはおれのもんだー!!」
「……お酒……頼んで無いよな……??」
「私、友達が行くからって理由で大学選ぼうとしてました。ただ親の了承が貰えなかったからって拗ねてただけですね。……はーあー、明日進路希望書き直しかー」
「間に合ってよかったっすね」
「あは、たしかに!……宇内ちゃんと照島に感謝だね」
そういえば向こうでも電話は終わりそう。
宇内ちゃんが戻ってきた。
「……元気でた!ありがと。またね、翔陽!」
「あ、烏野のチビちゃんか」
「くそー。怒りを思い出してきた……!来年は絶対凹ましてやる……!」
「絶対連絡してね。必修の講義休んででも応援行くからね」
「おかえりー宇内ちゃん?彼からの激励で気分は元通りですかー?」
「え、ああわ、か彼氏!?違います。何いうんですか!あのあの違くて」
「あらあら」
「まあまあ」
「烏野10番……日向君もすみに置けないな」
「穴原監督までからかわないでください!!」
今日一番可愛い姿が見れてしまって得した気分だった。
……ありがとうね、今日来てくれて。