24. 本戦出場
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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「烏野ファイッ、オース!!」
「「オース!」」
条善寺は去年あたりから話題になったチームだ。
なんでも運動神経抜群のスーパールーキーが入ったとか。……で、今季シーズンからはその人達が主戦力として成長&レギュラーとなり、ますます手がつけられなくなるとかなんとか。
…猛獣具合ならうちも負けてないぞ?
下を見ると、ここからでもわかるくらいには翔陽がソワソワしていた。
ピ———ッ
「……うぅ……キンチョーするぅ……」
隣もバイブレーションモードになっている。
滝ノ上さんが谷地さんに飴を渡していた。
1球目は旭さんサーブ。
先方の陣形は崩した。
「よしっ」
したし、凄まじい身体能力で照島さんが強打で返してきた。エンドラインから後ろ向きにアタック。アンダーでもないの?……なんだあれ……。
パンケーキ動画鑑賞会でも似たようなシーンあったなあ…。
「よしよし、おちけつおちけつ」
谷地さんは耳を塞げばいいのか目を塞げばいいのか迷って手をワタワタさせているようだった。可愛い。
次、母畑さんサーブを旭さんが上げて、飛雄→田中さんの攻撃。二岐さんが足でディグ…と思ったら、飯坂さんがすぐスパイク返ししてきた。何だこれ。
「足速攻??」
「いいや!うちの翔陽さんもできるぞきっと!!」
「うんっ!きっとできる!」
「イヤどこで張り合ってるの……」
諌められた。
なんにせよ、様子見とか試運転とかいう言葉、辞書に無し!…とばかりのフルスロットル。
開始直後から非常に飛ばしてきている。
次、先方のサーブは失敗。チーム内から野次が飛ぶ。
——明るい。ひたすら明るい。あまり集中力はなさそうだが、それが逆に本場でも普段通りホームにいるかのような肩の力の抜け具合。
田中さんがレセプションしたボールを翔陽が追う。
「ナイス日向ッ」
「!あっ、危ない」
「ぶつかる」
トン、トンっと壁・床を蹴って翔陽はボールをコートに送って(怪我はなさそう、良かった……)西谷さんが返して得点!
なんか心臓に悪い試合だこと……。
男子達は盛り上がってるが、マジ怪我だけは勘弁ね。