23.本選までの箸休め
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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……と、言いつつも時間通りに起きてしまうし、取り急ぎ練習参加以外することも思いつかなきゃ、塾もない。
つまり、バレー部はサボらない……。
バツが悪かろうが、そこ適当にしちゃうとズルズル不登校になるから学生的に許されない……。クソ真面目か。ちくしょう。
烏野での校内練習では、時々烏養コーチが来ない日もある。
夏場は地元の小学生が連日駄菓子買いに来るし、稼ぎ時だね!
烏野高校で練習してるチームはウチと、陸上とサッカーに野球部。第一体育館ではバスケかな?
ウロウロと休暇中の部活動を冷やかしていると……。
「……ウワッ!?」
「!!!」
黒づくめの男と遭遇した。
なんだその帽子と衣装……最高にHIP HOPしてんな。
「ア アラララァ ア アァ!」
私は手を上げて、挨拶。
「は??アララー??」
だがしかし通じなかった。なんじゃ、SOUL’d OUTコスプレじゃないんか。あ、ヒゲは無いな。
「あれ?飛雄君や、文化祭用のネタじゃないのかい?」
「ちげーわ!!……チッ、知ってるやつだと一発でバレんのか……!?」
「バレとかそういう問題じゃなくて、目立つよ」
黒づくめのラッパー擬きは影山飛雄であった。非常に怪しい。
クイッと親指を向こうに挿すと遠目でヒソヒソする同級生達。君はこのオーディエンスが目に入らぬか。yeah!
「!?…そうか……目か!変装道具が足りねーばかりに…くっ」
「いやなんというか……ゴメンうまく言えないや……サングラスでいいかな?…よかったらどうぞ」
「お、持ってたのか??……サンキュー、美雪」
「乱暴に扱わないでね」
「ああ」
原付運転用のサングラスを貸すと飛雄は早速装着した。ここでは敢えて語らないが、さらに酷くなってしまった。
「カッコイイね」
まあ面白いので調子乗らせておこう。グー。
「そうか?……そうか!」
こいつ、エンターテイナーだな。是非その姿勢見習わねばなるまい。
「所でどこに見せに行くの?」
「見せに……?青城だけど」
「…………。ま、まあいいや!いってら!」
「ん、お前も来たいのか?」
「いいや全く!!」
「おお……じゃーな」
「お気をつけてー」
……うん!ネタ披露先に余す事なくツッコんでもらいなさい。