22.春高予選は戦わない
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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春の高校バレー、宮城県大会…予選。
烏野高校第1試合は間に合わなかったが…第2試合は絶対アタマから見なきゃ…!!
ダッシュで二階席に飛び込むと、女性とぶつかりそうになった。ぺこりと謝罪。
「ごめんなさい。烏野の応援席ってこちら側で合ってます?」
「いえいえお互い様です。……はい、こちらですよ!……皆さん、烏養さんのあたりに集まってます」
「……?」
烏養さん…??コーチは下にいるはず…と思ったら壮年の男性。なるほどこちらの!
「……烏養さん!!」
声をかけると、あの三白眼がこちらに向いた。
お元気そうで何よりです。あとやっぱり似てますね。
「こんにちは」
「……あぁ、チビ娘か。背、でっかくなったなお前」
「お久しぶりです。チビ娘改め宇内美雪です、覚えていて下さっていたのですね」
「まあな、宇内は元気か?」
「ぼちぼちです」
「そおか」
明光と2人で酔っ払ってる自撮り写真を見せると烏養さんの顔が緩んでいた。
「アイツら……酒が飲めるトシになったんだな」
「あはは、お酒好きは変わってないですね」
烏養さん前失礼と言いながら谷地さんの隣に行くと、頭をクシャッと撫でられた。……変わってないなあホント。
谷地さんがこちらを見ていたので、ご挨拶。
「谷地さんただいま!……私、2戦目は間に合ったみたいね!」
「おかえり!ねえ聞いてよ!!対戦相手201cmの選手が居るんだって!!」
「へえ。日本で、しかも高校生で2mは珍しいね……?」
翔陽その人の0.8倍か…。
多分友達になったら話す時首疲れそうだなあ。
私月島君と話す際、2歩くらい後ろ下がるもの。
コート内にはなるほど、明らかな長身選手がいる。
「しょーよー!!!」
手をブンブン振ると、翔陽さんは両手をあげて振ってくれた。ファンサだ。わーい。
「ファイトー!!!」
谷地さんが言う2m超の選手は知ってる、……でも名前だけで、それこそ戦績はインターハイ以降しか情報がなかった。恐らく中学ではベンチ未満あるいは高校から始めた方だと思う。おそらく後者。
苦戦はするだろうが、伊達工レベルの技量でもなければ脅威度は低い、と思う。
セット、烏野2-0角川。
……試合模様は割愛する。
実にいい試合だった事をここに記録する。
(原作12巻、またはハイキュー!!セカンドシーズン13話でヨロシク)