21.場外バトル
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設定主人公: 宇内さん
性別:女
クラス:県立烏野高等学校 1年1組
好物:鶏肉の炭火焼き
最近の悩み事:宮城王国ではカード決済がだいたい使えないこと。さらに登校前と下校後、土日いずれも銀行が空いてないこと。
「小さな巨人」の親戚。運動は苦手。
特技は世話焼き、対年上の振る舞い、念動力の三つ。
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しばしのお別れ
「あの!……ごめんなさい!知り合って間もなくて……付き合うとかは今は考えられません!」
「………」
「なので改めて今回はお断りの返事を返させて頂きます」
「………」
「………あの……?……あ、意識がない……」
白目でポカーンとした顔になっていた。仕方ない。このまま話そう。
木兎さんの耳に手を当ててオーイと意識確認してみた。ダメだった。
「………あのー、もしもーし。良かったらLINEとかしてみます……?お友達になってくれたら嬉しいです」
「………ハッ!?お、おおおおお!!!意識飛んでた!LINE?するする!!」
「よかった。グループLINEでお話ししましょ。仲良くなったら、二人だけでやり取りとかも全然いいんで!ただ個人LINEの移行タイミングは私主導でお願いします」
「おう!!」
「……あ、あと。好きって言ってもらえたの初めてだったのでちょっと感動しました。それ、実は嬉しかったです。ありがとです」
「………そか、そっか!」
「じゃあ、また……」
「…………」
「わ!」
ギュッと抱きしめられた。
遠くで悲鳴とか歓声が聞こえた。
やがて解放された。木兎さんはイタズラが成功したかのような晴れやかな顔で笑った。
「……またな!」
「は、はい」
私と木兎さんは最後に握手してそれぞれの学校に戻っていった。振り返ると、木兎さんの周りは梟谷バレーボール部が頭を撫でたり背中を叩いたりされていた。
なんか良いなあ、試合の時の全員フォローに回った時と言い、チームの皆に愛されてるんだな。
私も一年組の元に帰還。
谷地さん&山口君達がいの一番にねぎらってくれた。
「……お、お疲れ様!デス!!」
「ほい……」
「びっくりしたよ」
「うん…本当にね……なんでだろうね」
ビシッ!
「わ!何?」
「なんでも」
ドシュ!
「痛った!」
「……ヘタクソ」
「だから何が???」
ボスン!
「……うっ」
「………」どすどすどす
「無言!?あっ痛!痛い!!ちょ、やめ」
月島君に頭チョップ、飛雄にデコピン、翔陽に鳩尾連撃やられた。なんか威圧感ぱないから強く文句も言えねえ。
「………………ワシ怪我人ぞ??」
「あはは……」
二人には苦笑いされた。